計算フィールドステップ
こちらのトランスフォーメーションステップは、他のフィールドを元に計算フィールドを作成します。
これは、データトランスフォーメーションモジュールの計算フィールドステップを使用して実行します。注意:これはビルトインステップのため、デフォルトでトランスフォーメーション一覧から利用することができます。
ステップの設定
以下の手順に従い、計算フィールドステップを設定します。
1. トランスフォーメーションを実行するデータを含むインプットステップを、最低でもひとつ準備します。フローに計算フィールドステップを追加する準備ができたら、以下の手順に従います。
2. トランスフォーメーションフロービルダーの画面左側からトランスフォーメーションステップボタンをクリックして、すべてのステップを表示します。
3. トランスフォーメーションステップ一覧から「計算フィールド」オプションをキャンバスへドラッグします。
4. フロー内のこれより前のステップを接続をすることで、設定が可能になります。
5.「アイテム追加」ボタンをクリックします。
6. ポップアップする画面で計算フィールドの設定を行います。
7. 計算フィールドの名前を入力します。
8. ウィンドウの下部にあるボタンを使用して、計算式を定義します。
例:
- 「-- フィールドを選択 --」ドロップダウンリストから、「Invoice」を検索し、クリックをして計算式ボックスに追加します。
- 「マイナス( - )」ボタンをクリックします。
- 「Cost」フィールドを検索して、計算式に追加します。
- 計算式ボックスに、「Invoice - Cost」という計算式ができます。
- 「テスト」ボタンを使用して、計算式を検証します(計算式が有効でない場合は、エラーが表示されます)。
9. 適切な計算式を設定したら、「保存」ボタンをクリックします。データプレビューパネルに、計算式の結果として新しいカラム(列)が表示されます。
10. ステップの設定パネルには、作成された計算フィールドが新しいものから順に表示されます。
11. 設定パネルから、計算フィールドの編集や削除を行うことができます。
計算フィールドステップを利用した例
こちらの例では、計算フィールドステップを利用したトランスフォーメーションフローの作成方法を紹介します。こちらのフローは、インプットステップの設定、計算フィールドトランスフォーメーションステップの適用、データベースへのデータの保存、を含みます。フローには、さらに多くのステップを含めることが可能です。
1. 右上隅にある「作成」ボタンをクリックします。
2.「トランスフォーメーションフロー」を選択します。
こちらのオプションが表示されない場合は、トランスフォーメーションフローへのセキュリティアクセス権が付与されていない可能性があります。アクセス権取得について詳細な情報は、こちらを参照してください。
3. トランスフォーメーションフロービルダーへ移動します。
4. 画面左側にある「インプットステップ」ボタンへマウスオーバーします。インプットステップパネルが現れ、すべてのデータ取得ステップが表示されます。
5. ステップのひとつをキャンバスへドラッグします。今回の手順では、単一テーブルステップを例として説明します。他のインプットステップについて、詳細な情報は、こちらを参照してください)。
6. ステップをドラッグすると、データソースからデータをロードするためにポップアップが表示されます。
7. 必要なデータソースをクリックします。
8. データベーステーブルを選択し、「送信・実行」をクリックします。
9. 選択したテーブルのフィールドがトランスフォーメーションフローパネルに表示され、設定をすることができます。
10. データを取得するフィールドのみ選択します。
11. ステップ名の変更や、説明の追加など、さらなる変更をすることができます。
12. ステップの設定が完了したら、「適用」ボタンをクリックします。
設定内容を保存するためには、「適用」ボタンをクリックしなくてはいけません。こちらをクリックする前に、別の場所をクリックすると、設定した内容は失われます。
13. 設定したデータベーステーブルから取得されたデータが、データプレビューパネルに表示されます。
14. データプレビューパネルから直接フィールドにトランスフォーメーションを適用することができます。より詳細な情報は、こちらを参照してください。
15. トランスフォーメーションフローに、さらにステップを追加することもできます。
16. フローに計算フィールドステップを含める場合は、以下の手順に従います。
17. ステップビルダーのトランスフォーメーションステップアイコンにマウスオーバーをすることで、トランスフォーメーションステップパネルを展開し、計算フィールドステップをキャンバスへドラッグします。
18. 次に、インプットステップ(他のステップを追加している場合は、その前のステップ)と計算フィールドステップを接続します。ステップにマウスオーバーし、接続点を計算フィールドステップへドラッグします。
19. 計算フィールドステップアイコンをクリックして、設定を行います。トランスフォーメーションフローパネルは更新されます。
20.「アイテム追加」をクリックします。
21. 新しい計算フィールドを作成するために、ポップアップが表示されます。
22. 計算フィールド名を変更します。
23. 画面下部にあるボタンを使用して、計算式を定義します。
例:
- 「-- フィールドを選択 --」ドロップダウンリストから「INVOICED AMOUNT」フィールドを検索し、クリックをして計算式ボックスへ追加します。
- 「除算(/)」ボタンをクリックします。
- 「COST」フィールドを検索し、計算式へ追加します。
- 「INVOICED AMOUNT/COST」という計算式が完成します。
- 「テスト」ボタンを使用して、作成した計算式の有効性を検証します。(計算式が無効の場合は、エラーが表示されます)
24. 計算式が有効の場合は、これを保存します。
25. データプレビューパネルに、計算結果を反映した新しいカラム(列)フィールドが表示されます。
26. ステップ設定パネルには、作成した新しい計算フィールドが表示されます。
27. メニューをクリックすることで、作成した計算フィールドの編集、または削除をすることができます。
28. トランスフォーメーションステップを追加することで、データのトランスフォーメーションを継続することができます。
29. 書き込み可能なデータベースへデータを保存する準備が整ったら、以下のステップに従います。
30. アイコンにマウスオーバーして「アウトプットステップ」パネルを展開し、「SQLデータベースにアウトプット」ステップをキャンバスへドラッグします。
31. 計算フィールドステップ(または、フロー内のこれより前のステップ)とアウトプットステップを接続します。
32. 画面右側のパネルから、アウトプットステップの設定をします。こちらのステップの設定について詳細な情報は、こちらを参照してください。
注意:デフォルトでは、アウトプットステップは赤色に強調して表示されることで、エラーが発生していることを示します。これはつまり、設定が完了していないことを意味します。
33. 上部のヘッダーメニューにある「実行」ボタンをクリックすることで、ドラフト(編集中)のフローを実行することができます。(これは、データプレビューパネル内のデータを使用して、簡易的な実行を実施します。)
34. または、フローを完全実行するために保存します。「公開」ボタンをクリックしてください。
35. 表示されるポップアップに、名前や適切なアクセス権などの詳細情報を入力します。
36.「保存」ボタンをクリックします。