参照コード
- 1 概要
- 1.1 参照コードの使用例
- 2 参照コードへのアクセス
- 3 参照コードダイアログボックスの使用
- 4 参照コードの作成
概要
参照コードは、各フィールド値にコードをマッピングすることで、数値およびテキストベースのデータを含むレポートで、より意味のある値を表示することができます。例えば、「Y」または「N」を含むテキストフィールドをマッピングすることで、「Yes」または「No」と表示できます。
システム管理者は、参照コードページでモデルを通して作成された既存の参照コードを編集できます。
参照コードの使用例
参照コードのマッピングは、あらゆる種類のものに使用できます。以下に例を示します。
より説明的なテキストの提供 (上記の「Y」や「N」のような場合)
翻訳された選択肢の提供 (多言語展開を有効にしている場合のみ利用可能)。これは、値を翻訳された同等のものにマッピングすることができます (上記の例では、フランス語の「Oui」や「Non」は、「Yes」や「No」と表示されます)
テーブルおよびグラフでカスタマイズされた並べかえを使用 (例えば、次の例で示すように、一部の結果に重みをつけて表示したい場合など)
各値にカスタムカラーを追加
各値にカスタムイメージを追加
カスタマイズされた並べかえを例に挙げてみましょう。データは通常クエリーから英数字順で返されます。データに「Admin Staff」、「Management」、「Executive Management」が含まれる場合、レポート結果は以下のように表示されます。
Admin Staff | 500 |
Executive Management | 10 |
Management | 50 |
以下に示す順序のように、好みの並べかえ順に表示したい場合は、要件に合わせて各値に並べかえ順の番号をマッピングできます。以下のように表示するには、「Executive Management」が1、「Management」が2、「Admin Staff」が3と設定します。
Executive Management | 10 |
Management | 50 |
Admin Staff | 500 |
参照コードへのアクセス
参照コードは、Yellowfinの管理コンソール内に保存されています。ページにアクセスするには、以下の手順に従います。
画面左側のメニューボタンをクリックします。
表示されたメニューから、管理>管理コンソールを選択します。
表示されたページで、参照コード項目をクリックします。
既存の参照コードの一覧と追加ボタンが表示されます。
参照コードダイアログボックスの使用
参照コードダイアログボックスには、詳細、値、翻訳 (ご利用の環境で多言語展開を有効化にしている場合)、更新の4つのタブがあり、それぞれが異なる機能を提供します。各タブの詳細は、以下を参照してください。
詳細タブ
詳細タブでは、この参照コードでどの項目を有効および無効にするかを選択します。こちらで項目を変更すると、他のタブで利用できるオプションに影響します。
項目名 | 説明 |
名前 | この参照コードの名前を入力します。 |
カスタムソート | 有効にすると、デフォルトの並べかえ順を、独自のカスタムオーダーに変更できます。例えば、January = 1、February = 2と設定することで、月名を時系列で並べかえることができます。 このトグルはデフォルトで無効になっています。 |
カスタムカラー | 有効にすると、各値に色を割り当てることができます。こちらで設定した色は、グラフやフィルターにも使用できるので、値を簡単に識別し、レポートに一貫性を持たせることができます。 このトグルは、デフォルトで無効になっています。 |
カスタムイメージ | 有効にすると、各値にイメージを割り当てることができます。こちらで設定したイメージは、「一覧に含む」フィルター使用時に表示され、ユーザーの値選択をサポートします。イメージは、一覧の値の横に表示されます。 このトグルは、デフォルトで無効になっています。 |
値の空白を削除 | 有効にすると、値の先頭と末尾の空白を削除することができます。 このトグルは、デフォルトで有効になっています。 |
値タブ
[値]タブでは、[詳細]タブで有効にしたオプションを定義します。たとえば、[既定値]タブで[カスタム並べ替え]オプションを有効にしていない場合、[値]タブでは[並べ替え]列が利用できません。
バージョン9.16.1より、このポップアップのパフォーマンスが最適化され、大量の参照コードを処理できるようになりました。さらに、ユーザーはコードまたは説明の全文または一部を入力することでリストをフィルタリングできます。検索フィールドのいずれかにテキストを入力すると、リストは即座にフィルタリングされます。
項目名 | 説明 |
コード | データベースで使用されている値で、新しいテキストに置き換えられます。 |
説明 | コードの代わりに、レポートやフィルター、グラフに表示されるテキストです。 |
並べかえ | 独自の並べかえ順を作成するために、こちらの項目に数字を入力します。後から並べかえ順にさらに値を追加する予定がある場合は、より柔軟な番号付けシステムを検討してください。例えば、上位3つのオプションに1,2,3と番号を付ける代わりに、10,20,30を使用することで、将来的に既存の値の間に素早く追加の値を挿入することができます。 |
色 | 項目をクリックして、値のカスタムカラーを定義します。 |
イメージ | 項目をクリックしてイメージ管理を表示し、値に関連する既存のイメージを選択します (または、アクセス権がある場合は、新しいイメージをアップロードします)。 |
プラス (+) ボタン | 一覧に新しい値を追加する場合、詳細をすべて入力したら、プラス (+) ボタンをクリックします。最後の項目を入力したら、必ずこちらのプラス (+) ボタンをクリックしてください。 |
CSVから投入します。 | これらの詳細を含む一覧が既にある場合は、こちらのリンクをクリックしてCSV ファイルをアップロードすることで、このタブに素早く値を入力できます。CSV ファイルには、コード、説明、並べかえの3つのフィールドを含めることができます。テキストフィールドを含むCSV ファイルをアップロードした後に、カスタムカラーおよびイメージを定義しなくてはいけません。 |