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JavaScript グラフ

JavaScript グラフ

概要

JavaScript グラフは基本的に、2つのコンポーネントで構成されています。「JavaScript」と「CSSコード」です。ただし、CSSはオプション設定です。

ユーザーは、独自のJavaScriptを記述することも、既存のライブラリーを活用することもできます。Yellowfinには、様々なライブラリーが事前に設定されており「/js/chartingLibraries/」フォルダーに格納されています。必要に応じて、こちらのフォルダーへ任意のライブラリーを追加することをお勧めします。グラフライブラリーの使用は技術的に必須ではないので、JavaScriptとレポートデータを使用してグラフを作成することも可能です。

CSSルールを定義する場合、Yellowfinのスタイルと矛盾しないように、独自の名前を付けることをお勧めします。例:mycompanyname_chart_ textcolour 

注意: JavaScript グラフは、PDFオプションが選択された場合にのみ、エクスポートで表示されます。現時点 (2024年12月) では、他のエクスポート形式ではこのグラフタイプはサポートされていません。

グラフデータオプション

オプション説明
JavaScript コードパネルJavaScript コードの入力に使用します。

CSSパネル

CSSコードの入力に使用します。
プレビューパネルコーディングした内容のプレビューを生成します。

セキュリティ

JavaScript グラフ機能を有効にするために、管理者は、以下の2項目を実行します。

  • システム構成ページで、以下の項目を有効にします(「管理コンソール」>「システム構成」>「システム」>「セキュリティ」>「JavaScript グラフ」)。
  • 選択したロールで、以下の機能を有効にします(選択したロールの「ロール詳細」画面>「レポートビルダー」>「JavaScript グラフ」)。

JavaScript グラフの作成者や編集者のために、新規ロールを設定することをお勧めします。これにより、JavaScript グラフ機能を厳重に管理し、必要の無い時には無効にすることもできます。

JavaScript 機能を有効にする方法は、こちらを参照してください。

JavaScript グラフ機能を無効にした場合

システム構成レベルで、JavaScript グラフ機能を「無効」にした場合は、以下の状況が発生します。

  • すべてのJavaScript グラフの実行が停止します。
  • JavaScript グラフを構成するすべてのJavaScript、またはCSSを、プラットフォームからエクスポートすることができません。
  • プラットフォームへ、JavaScript グラフをインポートすることができません。

注意:JavaScript グラフ機能が有効化されたロールを付与されていないユーザーは、JavaScript グラフをインポートすることはできません。

グラフ作成者は、開発環境とテスト環境に関する適切なコンテンツ開発と移行戦略、および承認ワークフローを活用し、ガバナンスを確保することをお勧めします。

generateChart関数の使用

JavaScript グラフ作成時に必要な関数は、「generateChart」です。そのため、サンプルコード内に表示されている他の関数は推奨です。Yellowfinは、JavaScript コードを実行するために、「generateChart」を呼び出します。

Yellowfinから必要なすべてのオプションとデータは、Options JSONオブジェクトの一部として、generateChart関数へ送られます。

指定されたdiv(Options. divSelector)にすべてを描画し、データセットからIDを取得します。

JavaScript グラフの例

下記は、JavaScriptの非常にシンプルな例であり、Optionsオブジェクトを介して送信された幅と高さを使用し、グラフdivを紫に設定します。

RequireとShim