カスタムコネクターの作成
こちらは、サードパーティ製コネクターを、スクラッチからカスタマイズして作成する方法を紹介します。独自のコネクターをコーディングすることで、データソースからのデータに接続し、プラットフォームで使用することができます。
概要
サードパーティ製コネクターを使用することで、Yellowfinは任意のデータソースに接続し、表やグラフとして使用したり、表示することのできる表形式のデータを返すことができます。
データは、ファイルアクセスやAPIアクセス、またはコネクター自体に組み込まれたデータを介して、任意のソースから取得されます。大部分の実装では、webサービスAPI、サードパーティ製webアプリケーション、SAASプロバイダーの使用が想定されています。
実装概要
実装は、Yellowfinのサードパーティ製Javaインターフェイスを拡張することで実行されます。
各実装は、単一のAbstractDataSource classで構成されています。これには、接続方法の詳細と、要求される接続情報のためのユーザープロンプトが含まれます。データソースには、スケジュールに基づきタスクを実行できるバックグラウンドジョブへの参照も含めることができます。このスケジュールは、ScheduleDefinition classの実装で定義されます。
各データソースには、多数のデータセットを使用することができます。各データセットは、AbstractDataSet classの実装です。これらは、ビューとみなすこともできます。レポートは単一のデータセットに対してのみ書き込むことができます。データセットには、複数のカラム(列)とフィルターが定義され、Yellowfinへ結果セットを返します。
メタデータclassも必要です。これにより、接続ウィザードが定義され、サードパーティ製ソースへの接続に必要なパラメーターのためのエンドユーザープロンプトが表示されます。これは、JDBCMetaData classの実装です。
ガイドコンテンツ
こちらは、一般的なカスタムコネクターの作成プロセスです。
- コネクターの前提条件:環境がすべての要件を満たしていることを、コネクターの前提条件から確認します。
- コネクターメタデータの定義:サードパーティ製ソースへの接続を作成するために必要な接続の詳細を確認します。
- データソースの定義:データソースを定義するために必要な関数を確認します。
- データセットの定義:データセットを定義するために使用する関数を確認します。
- コネクターのパッケージ化:最後に、Yellowfinへ読み込むためにコネクターをパッケージ化します。