ステップ実装

こちらの項目は、ステップの完全実装に含まれる興味深い内容を紹介します。ETLStepインターフェイスを実装するステップは、データトランスフォーメーションステップとして認識されます。しかし、Yellowfinは部分的にインターフェイスを実装し、いくつかの抽象classを提供することで、実装をより簡単にします。Yellowfinでは、以下の抽象classの拡張を推奨します。

Class	目的
AbstractETLRowStep	ロウ（行）ごとにデータを処理し、処理された時にデータを出力する必要がある場合は、こちらのclassを拡張します。フィルターや計算フィールドは、ロウ（行）ステップの例です。
AbstractETLCachedStep	処理を始める前に、ステップにデータの蓄積が必要な場合は、こちらのclassを拡張します。例えば、マージや結合ステップはキャッシュステップです。
AbstractETLInlineRowStep	インライントランスフォーメションステップは、ロウ（行）ステップと予期されます。インライントランスフォーメーションを実装するためには、AbstractETLlineRowStepを拡張します。

ステップ実装のタイプ

使用する抽象classに応じて、異なるメソッドの実装が必要になります。以下は、共通な項目の例です。簡単に理解できるように、実装の詳細を3項目に分割します。

ステップユーザーインターフェイスの実装：ステップのユーザーインターフェイス実装に使用するメソッドです。
処理の実装：ステップの処理ロジック定義に使用するメソッドです。
ヘルパーメソッド：ステップの実装に含まれるその他のメソッドです。以下のようなものがあります。
- インプット/アウトプットメソッド：ステップのインプットやアウトプットフローを制御します。
- フィールドメソッド：ステップのデフォルト、またはアウトプットメタデータフィールドを処理します。
- 構成メソッド：ステップのオプションを構成するメソッドです。
- データ処理メソッド：ステップの実行中にデータ操作に使用するメドッソです。
- エラー制御メソッド：エラーを制御するために使用します。
- その他のメソッド：ステップ実装に関連する興味深いメソッドをいくつか紹介します。