概要
ツールチップは、データポイントの値を参照する優れた方法です。グラフ上のデータポイントへマウスオーバーをすることで、ツールチップが表示され、正確な値を確認したり、インタラクション機能を使用することができます。
複数の値を色分けして表示
グラフに複数のデータが表示されている場合、ツールチップは各データに異なる色を適用することで値の識別を容易にします。こちらは、タイムシリーズグラフを使用した例です。
総計を計算
グラフに複数の値が表示されている場合、ツールチップに個別の値と合わせて、総計が表示されます。
グラフタイプのアイコン
グラフに表示されるデータのタイプに基づき、ツールチップに表示されるアイコンが変わります。例えば散布図では、これらのアイコンがツールチップに表示されます。
ツールチップの機能
ツールチップで使用できる様々なインタラクション機能について紹介します。使用できる機能は、フィルター、ドリル、インサイトです。
リンクをクリックして、それぞれの手順を確認してください。
ツールチップを使用することで、データポイントの正確な値を参照することができます。表示されたツールチップには、実行できる他の様々な機能も表示されます。
- 単一のデータポイントの場合、グラフ上のポイントにマウスオーバーをしてツールチップを表示します。
- 右クリックをして、ツールチップを展開します。
- ツールチップには、選択した値の名前（日付、地域、など）と、正確な値が表示されます。
- 複数のデータポイントの場合は、ブラッシング（ドラッグして値範囲を選択）によりデータ範囲を選択します。
- ツールチップには、選択したデータ範囲の正確な値が、それらを組み合わせた結果として表示されます。
以下のオプションを使用して、グラフ上のデータにフィルターを適用することができます。
| オプション | 説明 |
| キープ | 選択したデータポイントのみを表示し、残りを排除します。注意：キープは、大きなグラフから少数の値のみを取り出して確認したい場合に有効です。 |
| 含めない | 選択したデータポイントを排除し、残りを表示します。 |
| リセット | グラフにフィルターを適用すると表示され、適用したフィルターを解除することで、グラフを元の状態に戻します。 |
- 選択したデータポイント上でツールチップを表示し、「フィルター」オプションを選択します。
- 選択したデータのみを表示する場合は「キープ」をクリックします。残りのコンテンツはグラフから排除されます。
- または、「含めない」をクリックすることで、選択したデータを排除し、残りを表示します。
- 上記のどちらかのオプションを適用すると、フィルターオプションに「リセット」が追加されます。
- グラフを元の状態に戻すには「リセット」を選択します。
グラフにドリル機能（ドリル機能の詳細については、こちらを参照してください）が設定されている場合は、ツールチップにそのタイプと、次に掘り下げることのできるデータの階層が表示されます。
- グラフにドリル機能が設定されていることを確認します。
- 単一のデータポイント上でツールチップを表示し、「ドリル」オプションを選択します。
- 今回の例では、ドリルのタイプは「ドリルダウン」、次に掘り下げることのできるデータの階層は「Camp Country」であることが分かります。
- 次の階層でツールチップを表示すると、さらに多くのドリルオプションが表示されます。
- ドリルダウンオプションをクリックして、次の階層へデータを掘り下げます。
- または、「ドリルアップ」を選択して、前に階層に戻ります。
- 「リセット」をクリックすると、元のグラフ階層に戻ります。
ツールチップのディメンション（次元）
特定のタイプのグラフ（詳細は、以下参照）では、ツールチップにディメンション（次元）フィールドを追加することができますが、グラフに複数のディメンション（次元）フィールドが含まれている場合でも、ツールチップにはひとつの値しか表示されないため、これはあまり推奨されません。
