概要
データ変換モジュールでは、Input Step(入力ステップ)を使用し、様々な方法でソースからデータを取得して、Yellowfinへロードすることができます。こちらの項目では、各Step(ステップ)の使用と設定の方法について紹介します。
アイコン | 入力ソース | 説明 |
Delimited file(区切られたファイル) | 区切られたファイル(区切りを含むファイル)からデータを取得する場合に使用します。 | |
Freehand SQL(フリーハンドSQL) | SQLクエリーを使用してデータベースからデータをインポートする場合に使用します。 | |
Report(レポート) | Yellowfinのレポートをソースデータにする場合に使用します。これは2次元レポートに対応していますが、複数次元のレポートには対応していません。次のタイプのレポートは、現状サポートしていません:Jasperレポート、SSRSレポート、BIRTレポート | |
Single table(単一テーブル) | 単一データベーステーブルからデータをインポートする場合に使用します。 | |
Third party connector(サードパーティ製コネクター) | サードパーティ製コネクターからデータを取得する場合に使用します。現状、次のコネクターをサポートしています:Google Analytice、Google Sheets、Salesforce |
Input Step(入力ステップ)の設定
Delimited File(区切られたファイル)
- Input Step(入力ステップ)一覧から、「Delimited File(区切られたファイル)」オプションをキャンバスへドラッグします。
- ファイルからデータを取得するステップを設定します。まずは、ファイルの「Protocol(プロトコル)」を選択します。
ローカルからファイルをインポートする場合は、「Local File(ローカルファイル)」を選択し、対象のファイルを指定された場所へドラッグします(または、クリックをして表示された画面から対象のファイルを選択します)。
Local File(ローカルファイル)からのインポートを選択する場合は、対象のファイルがサーバのローカルに配置されていなくてはいけません。
- ネットワークからファイルをインポートする場合は、適切なProtocol(プロトコル)(Network Share(ネットワーク共有)、FTP、SFTP)を選択し、それぞれのネットワーク接続に必要な詳細情報を設定します。
- 「高度な設定」を有効にすることで、さらに詳細な設定を行うことができます。
- 最初の行をタイトルに含める:ファイルの最初の行にタイトルやカラム(列)名が含まれている場合は、こちらを有効にします。有効にすることで、システムは最初の行をカラム(列)フィールドのタイトルとして認識します。
- フィールドの区切り:CSVファイルでデータを区切る区切り文字を一覧から選択します。または、「その他」を選択することで、独自の文字を入力することができます。
- 小数点:小数点に使用する文字を一覧から選択します。または、「その他」を選択することで、独自の文字を入力することができます。
- ファイルエンコーディング:ファイルエンコーディングに使用するオプションを選択します。
- 精度:Yellowfinが、フィールドのタイプやサイズを定義するために検証するCSVファイルの行数を定義します。
- 低精度:高速ですが、ファイルの最初の1000行のみを検証します。
- 高精度:低速ですが、ファイル内のすべての行を検証し、完了までに要する時間はファイルサイズに応じて異なります。
- 「Apply(適用)」をクリックします。ファイルから取得されたデータが、データプレビューパネルに表示されます。
Freehand SQL(フリーハンドSQL)
- 「Freehand SQL(フリーハンドSQL)」オプションをキャンバスへドラッグします。
- 使用するデータソースを選択します。
- 必要なデータを取得するためのSQLクエリーを記述します。
- SQLの記述内容を検証する場合は、「テスト」ボタンをクリックします。これにより、クエリー内にエラーが発生していないかを確認することができます。
- 適切なクエリーを記述したら、「Submit(送信・実行)」ボタンをクリックします。
- Configure(設定)パネルで「Apply(適用)」ボタンをクリックします。取得されたデータが、データプレビューパネルに表示されます。
- フリーハンドSQLクエリーを変更する場合は、Configure(設定)パネルから「Edit SQL(SQLの編集)」オプションを選択します。
レポート
- Input Step(入力ステップ)パネルを展開して、キャンバスに「Report Input Step(レポート入力ステップ)」をドラッグします。
- 検索窓にレポート名を入力し、データを取得するレポートを検索して選択します。
- レポートを選択したら、含まれるフィールドのカラム(列)名が表示されます。
- 「Add Report(レポート追加)」ボタンをクリックします。
- レポートフィールドは、Configure(設定)パネルでカスタマイズすることができます。
- 不必要なフィールドは、除外することができます。
- レポートにユーザープロンプトフィルターが設定されている場合も、こちらに表示されます。これらのフィルターは、データの取得時に適用することができます。
- 「Apply(適用)」ボタンをクリックします。レポートから取得されたデータが、データプレビューパネルに表示されます。
Single Table(単一テーブル)
- 「Single Table(単一テーブル)」オプションをキャンバスへドラッグします。
- 表示されるポップアップで、使用するデータベースを選択します。
- 次に、使用するテーブルを選択し、「Submit(送信・実行)」ボタンをクリックします。
- ステップの詳細は、configure(設定)パネルから変更することができます。
- データを取得するフィールドのみを選択します。(不必要なフィールドは、除外することができます)
- 「Add Fileter(フィルターを追加)」ボタンをクリックし、適用するフィルターを選択することで、取得されるデータを調整します。
- 設定が完了したら、「Apply(適用)」ボタンをクリックします。
- 選択したデータソースから取得されたデータが、データプレビューパネルに表示されます。
Third-party Connectors(サードパーティ製コネクター)
- 「Third-party Connector(サードパーティ製コネクター)」オプションをキャンバスへドラッグします。
- 使用可能なすべてのサードパーティ製コネクターが表示されます(「ここにない場合は、新規データソース作成」リンクをクリックすることで、新しいサードパーティ製コネクターを追加することができます。)
- 使用するデータソースを選択します。
- 選択したデータソースから、使用するテーブルを選択します。
- 「Submit(送信・実行)」ボタンをクリックします。
- 取得するフィールドを選択します。
- コネクターに必須フィルターが設定されている場合は、こちらで詳細を設定します。例えば、Google Analyticsテーブルからデータを取得する場合、データにフィルターを適用するために、開始日と終了日を選択しなくてはいけません。
- 「Apply(適用)」ボタンをクリックします。取得されたデータが、データプレビューパネルに表示されます。