一般的な構造
Yellowfinをインストールすると、インスタンス上に「application/program」フォルダーが作成されます。こちらのページでは、フォルダー内に配置される主なファイルやフォルダーについて紹介します。
ディレクトリパス、またはファイル | 説明 |
appserver | Apache Tomcat Javaアプリケーションサーバのバイナリ、スクリプト、システム構成ファイルが含まれます。 |
appserver > bin | Yellowfin/Tomcatの起動、終了スクリプトが含まれます。 |
appserver > conf | server.xmlを含むTomcatのシステム構成ファイルが含まれます。 |
appserver > logs | YellowfinとTomcatのログファイルが含まれます。 |
appserver > webapps > ROOT | Yellowfinウェブアプリケーションサーバのバイナリ、スクリプト、システム構成ファイルが含まれます。 |
data | Yellowfinのシステム構成データベースプロパティとスクリプトのデフォルトファイルが含まれます。 |
development | Yellowfinの開発ライブラリー、ドキュメント、サンプルコードが含まれます。 |
development > doc > webservices > javadoc | Yellowfin webサービスのドキュメントが含まれます。 |
doc | 空のフォルダーです。 |
legal | Yellowfinとサードパーティのライセンス使用許諾契約と注意書きが含まれます。 |
tutorialdata | Ski Teamチュートリアルデータベースのファイルが含まれます。 |
Uninstaller | システムからYellowfinをアンインストールするためのプログラムです。 |
yellowfin.war | Apache Tomcat Javaアプリケーションサーバが使用するYellowfinウェブアプリケーションのアーカイブです。 |
YellowfinInstallLog-YYYYMMDD.log | Yellowfinのインストーラーにより生成されるログファイルです。 |
ROOTディレクトリ
appserver > webappsに含まれるROOTフォルダーにも、ウェブアプリケーションの主要なスクリプトやファイルが含まれています。
ディレクトリパス、またはファイル | 説明 |
ROOT > customcss | カスタマイズしたcssファイルを、このディレクトリに配置します。このディレクトリに配置された任意のcss形式ファイルは、すべてのページに含まれることになります。 |
ROOT > customimages | カスタマイズしたイメージファイルを、このディレクトリに配置します。このディレクトリに配置された任意のファイルは、イメージディレクトリ内の同一名ファイルを上書きます。 |
ROOT > js > chartingLibraries | 追加のJavaScriptグラフライブラリーを配置することができます。 |
ROOT > WEB-INF > custom-functions.xml | このファイルにカスタムSQL機能を追加することができます。 |
ROOT > WEB-INF > lib | 追加のJDBCドライバーを配置することができます。 |
ROOT > WEB-INF > log4j.properties | このファイルにYellowfinのログレベルを設定することができます。 |
ROOT > WEB-INF > web.xml | Yellowfinウェブアプケーションの主要な構成ファイルです。 |
ログ取得の仕組み
YellowfinやTomcatのログファイルは、トラブルシューティングや、現在の実行状況を把握する際に非常に有益です。
ログファイル(デフォルトオプション)の一覧は以下の通りです。
ログ名 | ディレクトリパス | 説明 |
YellowfinInstallLog-XXXX.log (XXXXはインストールを実行した日付です) | Yellowfin applicationフォルダー内のディレクトリ | インストールログファイルで、選択したすべてのインストールオプションと、インストール中に発生したエラーが含まれます。 |
YellowfinPatchLog-XXXX.log (XXXXは更新を実行した日付です) | 更新インストールログファイルで、更新情報(データベースの更新、など)や発生したエラーが含まれます。更新を実行する度に、個別のログファイルが生成されます。 | |
Yellowfin.log | appserver > logs | Yellowfinのアプリケーションログで、起動やレポートの実行、アイテムのエクスポートなど、Yellowfinで実行されるプロセスやタスクを記録します。また、主要なアプリケーションエラーも含みます。 このファイルはデフォルトで、1024KBに達すると繰り返され、最大で9ファイルを作成します。例:Yellowfin.log.1、Yellowfin.log.2 etc.. また、デバッグロギングを有効にすることで、追加情報を取得することもできます。 |
JDBC.log | appserver > logs | Yellowfinシステム構成データベースログファイルです。これは、リポジトリデータベースの起動や、接続エラーを表示します。 |
source.XXXX.log (XXXXはデータソースのIDです) | appserver > logs | データソースに特異な接続情報を含みます。各データソースには独自のIDがあるため、それぞれにログファイルが存在します。データソースを削除してもログファイルは削除されないため、手動で削除する必要があります。 |
catalina.XXXX.log (XXXXはTomcatを起動した日付です) | appserver > logs | Tomcatの起動ログで、サービス起動中に発生したエラーを含みます。 |
stdout_XXXX.log (XXXXはYellowfinを起動した日付です) | appserver > logs | 注意:このファイルは、YellowfinをWindowsサービスとしてインストールした場合にのみ生成されます。 通常コンソールログ(Yellowfinを起動すると開く黒いウィンドウ)に表示される情報を含みます。 |
jakarta_service_XXXX.log (XXXXはYellowfinを起動した日付です) | appserver > logs | 注意:このファイルは、YellowfinをWindowsサービスとしてインストールした場合にのみ生成されます。 実際のWindowsサービス起動に関する情報を含みます。 |
Catalina.out | appserver > logs | 注意:このファイルは、YellowfinをMac (OS X)、またはLinux boxにインストールした場合にのみ生成されますが、「Startup (Terminal)」オプションを使用して実行している場合は、(Windows boxに表示されるように)すべての情報がコンソールに出力されるため利用することができません。 Yellowfinアプリケーションプロセスに関連する情報が含まれ、すべてのエラーやプロセスを記録します。 |
stderr_XXXX.log (XXXXはYellowfinを起動した日付です) | appserver > logs | 注意:このファイルは、YellowfinをWindowsサービスとしてインストールした場合にのみ生成されます。 stdoutファイルと同様のエラーを記録しますが、他のプロセスは一切含みません。 |
ログファイルの編集
Yellowfin/appserver/webapps/ROOT/WEB-INFディレクトリに配置されている、「log4j.properties」ファイルを編集することで、記録するログの種類や長さを変更することができます。
ファイルを編集する前に、このファイルのバックアップを取得し、別の場所に保存することをお勧めします。
ファイルをメール送信する場合は、メール送信が許可されなかったり、空のファイルが送信される恐れがあるため、Yellowfinサービス(特に、Windows上のサービス)を停止しなくてはいけない場合があることに注意をしてください。