概要
レポートコンテンツを、システム外で使用するために、様々な形式でエクスポートすることができます。利用可能なファイル形式は、CSV、DOCX、PDF、TXT、XLSX、印刷です。
手順
表示ステップで、レポートをエクスポートする手順は、以下の通りです。
- メインのナビゲーションバーで、「エクスポート」ボタンをクリックします。
- レポートをエクスポートする形式を選択します。
- 選択した形式に応じて、追加オプションの指定が必要になる場合があります。CSV、PDF、印刷形式には追加オプションがあります。他のすべての形式では、ブラウザの指示に従い、ファイルをダウンロードします。
注意:グラフを含むレポートのエクスポートを選択した場合、XLS形式内のデータを変更しても、グラフは更新されません。グラフをCSV、またはTXT形式でエクスポートすることができません。
エクスポート一覧に追加
管理のエクスポート一覧項目にレポートを追加し、コンテンツ定義をエクスポートすることで、別のYellowfinインスタンスへコンテンツを移行することができます。コンテンツのエクスポートについて、より詳細な情報は、こちらを参照してください。
レポートエクスポート画面の左側のオプションから、「エクスポート一覧に追加」を選択します。選択したレポートの定義がエクスポート一覧に追加され、エクスポートすることができます。
レポートのエクスポート形式
以下の項目では、エクスポート可能なYellowfin レポートの各形式について、詳細に紹介します。
CSV
CSV形式を選択すると、メニューの右側のパネルにエクスポート設定が表示されます。
必要な設定を選択して(各設定の詳細は、以下の表を参照)、「エクスポート」ボタンをクリックします。
エクスポート設定 | 説明 |
文字列中の引用符を二重化 | 有効にすることで、ダブルクォートで囲まれた任意のフィールド値に、ダブルクォートを追加します。これにより、ダブルクォートで囲まれた部分が同じフィールドの一部として扱われ、個別のフィールドではなく、引用符で囲まれて表示されます。 |
見出しを含める | レポートテーブルの見出しを表示するか、非表示にするかを定義します。有効にすることで、CSVファイルの最初の行は、カラム(列)の見出し名になります。これは、クロス集計レポートでも機能し、その場合ロウ(行)の見出し名も含まれます。 |
文字セット | エクスポートファイルをエンコードする文字セットを選択します。エクスポートしたファイルを、特定のファイルエンコーディングを使用する他のアプリケーションで再利用する場合、適切な文字エンコーディングセットを使用することが重要です。 ヒント:Yellowfinでは、2バイト文字の格納に標準UTF-8を使用します。 |
改行文字 | キャリッジリターンの改行文字をCR、CRLF、LFから選択します。これは、CSV ファイルを正しく処理するために特定のキャリッジリターンタイプを必要とするサードパーティ製ツールを使用する場合に便利な設定です。 |
フィールドの区切り | エクスポートするCSVファイルで、個別のフィールド(または、データ値)の区切りに使用する文字です。「カンマ」、「セミコロン」、「タブ」から選択をするか、「その他」を選択して、独自の区切り文字を定義します。 |
フィールドの区切り文字 | フィールドの区切りで「その他」を選択した場合、値の区切りに使用する文字を指定します。これには、アルファベットや数字など、任意の文字を使用できます。また、複数の文字を指定することも可能です。 |
カンマを含む値を引用符で囲む | 有効にすることで、カンマを含むフィールド値を引用符で囲みます。これにより、カンマを含む値が、カンマの前後で別々の値として扱われることがなくなります。 これは、カンマを含めて表示する請求金額のような数値に最適です。例:6,328,754円 |
すべての値を引用符で囲む | 有効にすることで、すべての個別フィールドの値を引用符で囲みます。 こちらが有効な場合、「カンマを含む値を引用符で囲む」項目はオフになります。 |
フィールドの引用符 | 引用符で囲む設定のどちらかが有効な場合に、引用符として使用する文字です。 「シングルクォート」、「ダブルクォート」から選択をするか、「その他」を選択して、独自の文字を定義します。 |
フィールドの引用符に使用する文字 | フィールドの引用符で「その他」を選択した場合、フィールドの引用符に使用する文字を指定します。これには、アルファベットや数字など、任意の文字を使用できます。また、複数の文字を指定することも可能です。 |
DOCX
DOCX形式を選択すると、レポートは即座にエクスポートされ、デフォルトフォルダーにダウンロードされます。こちらのオプションには、設定する項目がありません。
PDF形式を選択すると、メニューの右側のパネルにエクスポート設定が表示されます。
必要な設定を選択して(各設定の詳細は、以下の表を参照)、「エクスポート」ボタンをクリックします。
エクスポート設定 | 説明 |
ページサイズ | エクスポートするPDFファイルのページサイズを選択します。この仕様により、他のレイアウト設定を適切に構成できます。 |
方向 | ファイルの方向を選択します。選択肢は、縦長、または横長です。 |
マルチ表示(タブ表示)のエクスポート | タブ表示のマルチ表示レポートをエクスポートできます。無効にすることで、メインのレポートのみがエクスポートされます。 こちらのオプションは、エクスポートするレポートが、タブ表示のマルチ表示レポートの場合にのみ表示されます。 |
デフォルトレイアウトを適用 | エクスポートするPDFファイルに、デフォルトのシステムレイアウト設定を適用します。 無効にすることで、以下に示す特定のレイアウトオプションを定義することができます。 |
ページ幅に合わせて縮小 | 有効にすることで、レポートコンテンツは、ページの幅に合わせて縮小されます。 |
大きな画像をページの幅に縮小する | 有効にすることで、大きな画像は、ページの幅に合わせて調整されます。 |
レポートセクションで改ページ | 有効にすることで、レポートセクションごとに改ページが挿入されます。これにより、レポート内の各セクションが新しいページから始まることになります。 レポートセクションが定義されている場合、Yellowfinは、レポートセクション用に個別のテーブルを作成し、レポートテーブルを分割して表示します。 |
マルチ表示レポートを改ページ | 有効にすることで、マルチ表示レポートに改ページを挿入します。これにより、レポート内の各マルチ表示レポートが新しいページから始まることになります。 |
セキュアPDF | パスワード保護により、エクスポートされたPDFファイルをセキュアに保ちます。 |
PDFパスワード | セキュアPDFを有効にした場合、エクスポートしたファイルを開くためのパスワードを設定します。 |
画像最大サイズの定義 | イメージに最大サイズを定義する場合は、こちらを有効にします。これにより、こちらで設定した制限を超えてイメージが表示されることはありません。有効にすることで、2つの項目を指定します。こちらで設定したサイズよりも大きなイメージは、最大サイズに合わせて調整されます。 |
最大イメージ幅 | 画像最大サイズの定義を有効にした場合、イメージの最大幅をピクセル単位で定義します。 |
最大イメージ高さ | 画像最大サイズの定義を有効にした場合、イメージの最大高さをピクセル単位で定義します。 |
ヘッダー/フッターサイズの定義 | 有効にすることで、PDFファイルのヘッダーとフッターの高さを定義します。これにより、高さの大きなヘッダーとフッターは、定義したサイズに合わせて調整されます。 有効にすることで、2つの項目を指定します。 |
ヘッダーサイズ | 上記の設定を有効にした場合、ヘッダーの最大高さを定義します。 |
フッターサイズ | 上記の設定を有効にした場合、フッターの最大高さを定義します。 |
Text
Text形式を選択すると、レポートは即座にエクスポートされ、デフォルトフォルダーにダウンロードされます。こちらのオプションには、設定する項目がありません。
XLSX
XLSX形式を選択すると、メニューの右側のパネルにエクスポート設定が表示されます。
必要な設定を選択して、「エクスポート」ボタンをクリックします。以下は、適用できる書式設定の選択肢詳細です。
エクスポート設定 | 説明 |
書式の保持 | 値に設定した書式をエクスポート時に保持することができます。これには、接頭辞、接尾辞、数値の千単位区切り文字、日付フィールドに適用された日付書式、テキストフィールドに追加されたリンクが含まれます。 数値に設定された書式は保持されますが、値はテキストとしてエクスポートされます。例えば、通貨の接頭辞と区切り文字が設定された請求金額データ($100,000,000)は、数値ではなく、テキストとしてエクスポートされます。 無効にすることで、書式設定が解除されたロウデータとしてエクスポートされます。上記の例の場合、値は数字としてエクスポートされ、Excelはこれを数値として特定します。例えば、上記の例は、100000000とエクスポートされます。 |
カラム(列)とロウ(行)のサイズの書式 | 有効にすることで、Excelファイル内のコンテンツが最適に表示されるように、カラム(列)の幅とロウ(行)の高さを調整します。これにより、長いテキスト値を含むセルを開くことなく、すべてのコンテンツが表示されます。この場合、コンテンツのエクスポートに時間がかかりますが、エクスポートされたファイルの見た目が整備され、読みやすくなります。 無効にすることで、容量の大きなファイルのエクスポートにかかる時間を短縮できます。 |
マルチ表示(タブ表示)のエクスポート | タブ間を移動することで表示される個別のレポートを持つ、マルチ表示(タブ表示)レポートに適した設定です。有効にすることで、レポートを同様の方法でエクスポートすることができ、各レポートは個別のExcelタブに表示されます。 無効にすることで、メインのレポートのみがエクスポートされます。 |
文字列の折り返し | 有効にすることで、XLSX形式でのレポートエクスポート時に、長い文字列を折り返すことができます。「折り返しの長さ」項目で、折り返す文字列の数を定義することができます。これは結合されたセルをサポートしない点に注意してください。 これは、テキストが非常に長い場合、指定した文字数で文字列を折り返すことで、残りの文字列を次の行に表示します。長いテキストの場合、テキスト全体を表示するために、セルの高さは縦に拡張されます。 |
折り返しの長さ | 文字列の折り返しを有効にした場合、文字列を折り返し、残りの文字列を次の行に表示するための、カラム(列)内の最大文字数を指定します。 |
印刷
印刷形式を選択すると、プレビューウィンドウが表示されます。出力を確認し、「印刷」ボタンをクリックして、次に進みます。
注意:プリンター設定の選択を促される場合があります。これらの設定は、プリンターや、ローカルソフトウェアやハードウェアのコンポーネントにより決定されます。適切な設定を選択し、印刷ボタンをクリックします。