概要
Yellowfinでは、ドラッグ&ドロップビルダーや、SQL文を使用することで、データベースのビューを作成することができます。
こちらでは、エンドユーザーがレポート作成のためにアクセスする、データベースのビューを作成する際の、ビュービルダー使用方法について紹介します。これらのビューは、必要なすべてのテーブルを結合し、テーブル間の結合設定を定義することで、構築します。
ビュービルダーの利点
ビュービルダーを使用することで、クエリ―が生成するSQLを最適化することができます。例えば、複数のテーブルを結合したビューを作成した場合、Yellowfinはレポートに必要なデータを返すテーブルからのデータのみ選択します。これはつまり、パフォーマンスを低下させることなく、比較的複雑なビューを作成できることを意味します。
例えば、エンドユーザーに圧倒的な柔軟性を提供する、非常に複雑なビュー(より多くのフィールドやテーブルを含む)を構築することができます。作成されるレポートに、利用可能なフィールドがすべて含まれる訳ではありません。これにより、エンドユーザーに提供するビューを少なくすることができるので、管理面の複雑さを軽減することができます。
関連図とは
関連図とは、データベースビューのテーブルやテーブル間の結合を示します。ビュービルダーを使用することで、ソースデータベースのサブセットのために、関連図を作成することができます。
関連図は、テーブルとその結合で構成されています。これらのテーブルには、エンドユーザーがレポート作成に使用することのできるメタデータが適用されたカラム(列)が含まれています。
複数のテーブル上で実行されるクエリ―が、正しいデータを返すように、テーブルを結合します。
テーブル一覧を使用して、ソースデータベースからテーブルを選択することで、キャンバス上に関連図を構築することができます。結合を定義して、関連するテーブルを結びつけます。関連図を構築したら、ビューの整合性と分析への影響を確認するためにテストをします。
モデル
モデルステップでは、キャンバス上にテーブルをドラッグして、関連図を作成します。
- プロセスウィザードを使用することで、ビュー構築のステップ間を移動することができます。
- 検索と展開オプションを使用することで、データベース内のテーブルを検索することができます。
- 仮想テーブルは、フリーハンドSQLを使用して、独自のテーブルを作成することができます。
- データベーステーブルは、データソース内で利用可能な、すべてのテーブルを参照することができます。
- テーブルをドラッグして、テーブル一覧のサイズを変更したり、キャンバスのサイズを調整したりすることができます。
- ここで説明しているキャンバスとは、テーブルをドラッグ&ドロップし、これらのテーブル間に結合を作成する場所です。
- 結合を定義して、テーブルを結びつけます。
- ビューオプションでは、ビューの詳細やテーブルプロパティの管理をすることができます。
データベーステーブル一覧
データベーステーブル一覧を使用して、関連図を構築します。テーブル一覧から、ビューに追加したいデータベース内のテーブルを参照、選択することができます。
テーブル名の横にあるアイコンをクリックして展開することで、テーブルに含まれるフィールドを参照することができます。アイコンを参照することで、選択した要素がテーブルなのか、データベースビューなのかを確認することができます。
データベーステーブル | |
データベースビュー | |
仮想テーブル |
注意: 表示されるテーブル数は、システム構成で変更することができます。デフォルトでは、50に設定されています。
テーブルをキャンバスにドラッグする
ソースシステムからテーブルを選択し、キャンバスにドラッグすることで、ビュー作成を開始します。
複数テーブルのバージョンとエイリアス
ビュー作成では、同様のテーブルを複数ドラッグすることができます。これは、同様のテーブルに、異なる方法でアクセスしたい場合に有効です。
より詳細な情報は、テーブルプロパティを参照してください。