このタイプのトランスフォーメーションは、2つのデータセットからのデータを、ひとつのフィールドにまとめます。これは、データトランスフォーメーションモジュールの結合(Union)ステップを使用して実行することができます。2つのデータ/インプットステップ間のカラム(列)をマッピングすると、このステップは両者からのデータをひとつのカラム(列)に結合します。結合されるカラム(列)は、同一のデータ型でなくてはいけません。結果に重複する値を含めるか、除外するかを選択することができます。(デフォルトでは、重複する値は含まれません)
注意:これはビルトインステップのため、デフォルトでトランスフォーメーション一覧から利用することができます。
ステップの設定
データを結合する準備ができたら、以下の手順に従い、トランスフォーメーションフローに結合(Union)ステップを使用します。
- トランスフォーメーションフローに、結合するデータを含む、2つの異なるステップが追加されていることを確認します。現在、結合(Union)を介して結合することができるのは、2つのステップのみです。
- トランスフォーメーションステップパネルを展開し、フローに「結合(Union)」ステップをドラッグします。
- 2つの既存のステップを、こちらのステップへそれぞれ接続します。
注意:最初に接続したステップのデータは、設定上に「インプット1」、続いて接続したステップは「インプット2」と表示されます。 - 結合(Union)ステップをクリックし、トランスフォーメーションフローパネルに設定詳細を表示します。2つのステップのフィールドがこちらに表示され、マッピングされます。
- 重複値:デフォルトでは、こちらのステップには結果内の個別の値のみが含まれますが、「UNION ALL(すべて結合)」トグルを有効にすることで、重複値を含めることができます。
- カラム(列)のマッピング:2つのステップ間でのマッピングのために、カラム(列)フィールドをドラッグします。カラム(列)は同一のデータ型でなくてはいけないため、ディメンション(次元)カラム(列)は他のディメンション(列)、メトリック(数値)は他のメトリック(数値)カラムとマッピングします。ディメンション(次元)カラムを、メトリック(数値)とマッピングすることができません。
- 不一致カラム(列):マッピングしたカラム(列)のデータ型が不一致の場合は、警告サインが表示されます。以下の例は、メトリック(数値)とディメンション(次元)カラム(列)のマッピングの警告を表示しています。
- カラム(列)の削除:このステップと、継続するすべてのステップからカラム(列)を削除するためには、ラインよりも下にカラム(列)をドラッグします。
- 未マッピングカラム(列):インプット1からの未マッピングカラム(列)は、データプレビューパネルにデータを表示しませんが、インプット2からの未マッピングカラム(列)は、前のステップからの元データを保持します。
- ステップのすべての設定が完了したら、「適用」ボタンをクリックします。
- データプレビューパネルに結合結果が表示されます。
注意:デフォルトでは、カラム(列)名は、最初のステップのカラム(列)名と同一です(例:インプット1)