概要
フィルターを使用することで、プレゼンテーション上のレポートに、一連の値でフィルターを適用できます。例えば、地域フィルターを適用することで、同じプレゼンテーション上で、地域に特化したデータを使用できます。Yellowfinでは、単一のフィルターと、フィルターグループを使用できます。
プレゼンテーション上でフィルターを機能させるためには、レポートに「ユーザープロンプトフィルター」を追加しなくてはいけません。これらのフィルターは、レフトサイドナビゲーションのフィルターパネルから、プレゼンテーション上の任意の箇所で使用できます。
フィルターウィジェット
フィルターは、フィルターウィジェットを通してプレゼンテーションに追加します。プレゼンテーションの左側からフィルターボタンをクリックすることで、フィルターウィジェットにアクセスします。
次のタイプのフィルターウィジェットを利用できます。
- フィルター一覧(縦):縦方向に配置されたレイアウトで、プレゼンテーションにフィルターを表示します。
レフトサイドナビゲーションフィルター
レフトサイドナビゲーションフィルターを使用することで、ウィジェットを使用することなく、プレゼンテーションにフィルターを追加することができます。これにより、フィルターをプレゼンテーション上に永続的に表示するのではなく、スライドアウトパネルに表示する別のスタイルを提供します。
プレゼンテーションに直接追加するフィルターの一覧にアクセスするには、画面左側の上部にある「フィルター」ボタンをクリックします。
このレフトサイドナビゲーションフィルターボタンを確認するには、プレゼンテーションプロパティパネルで「左フィルター」のトグルを有効にしなくてはいけない点に注意してください。
フィルターパネル
フィルターウィジェットからフィルターパネルに、単一のフィルターやフィルターグループを追加できます(追加方法については、2311372の手順を参照してください)。追加されたフィルターはパネルに表示され、プレゼンテーション構築者およびエンドユーザーは、プレゼンテーション上でこれを利用することができます。
以下のダイアグラムおよび表は、フィルターパネルの基礎的な理解を示しています。
番号 | 機能 | 説明 |
1 | フィルターパネルのドラッグ | こちらのアイコンをクリックし、ドラッグすることで、フィルターパネルを移動します。 |
2 | フィルタープロパティパネル | こちらのボタンは、フィルタープロパティパネルを表示します。より詳細な情報は、2311372を参照してください。 |
3 | フィルターパネルの削除 | こちらのボタンをクリックして、フィルターパネルを削除します。 |
4 | フィルターリンク | こちらのボタンから、すべての、または複数のフィルターのリンクを手動で設定します(個別のフィルターをリンクするために、個別のオプションを使用できます)。より詳細な情報は、こちらを参照してください。 |
5 | + フィルター | こちらのボタンから、フィルターパネルにユーザープロンプトレポートフィルターを追加します。個別のフィルターや、フィルターグループを追加できるオプションも含まれています。より詳細な情報は、2311372を参照してください。 |
6 | メニューオプション | こちらのメニューオプションをクリックすることで、フィルターパネル上でアクションを実行します。選択肢は、以下の通りです。
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7 | フィルター | こちらのパネルに追加されたフィルターです。トグルを使用してフィルター値、または「すべて」を選択します(以下を参照してください)。 |
8 | すべて選択 | 一覧内のすべてのフィルターを選択します。こちらは、一覧がある場合にのみ表示されます。 |
9 | フィルターの順序変更 | アイコンを使用して、フィルターの順序を変更します。 |
10 | 個別のフィルターメニュー | 選択したフィルターのメニューを表示します。選択肢は、以下の通りです。
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11 | プレゼントフィルターブックマーク | フィルターを適用したプレゼンテーションをブックマークしたり、保存されたブックマークを適用します。より詳細な情報は、こちらを参照してください。 |
12 | キャッシュされたフィルターの更新 | こちらのボタンから、キャッシュされたフィルターの値を更新します。こちらのボタンは、フィルターにキャッシュされた値が含まれる場合にのみ表示されます。 |
13 | フィルターリセット | 選択したフィルター値を削除して、フィルターをデフォルト値へリセットするか、何も選択していない状態へ戻します。 |
14 | 適用 | 選択したフィルター値を適用します。 |
注意:11,12,13,14で、フィルターコントロールを構成しています。これらは、プレゼンテーションユーザーの使用のために、常にフィルターパネルの最後に表示されます。 |
フィルターウィジェットの使用方法
こちらの手順では、フィルターウィジェットを使用して、プレゼンテーションにフィルターを追加する方法を紹介します。開始する前に、ユーザープロンプトフィルターを含むレポートをプレゼンテーションに追加します。
- プレゼンテーションビルダーの「フィルター」アイコンをクリックし、「フィルターウィジェット」一覧を表示します。
- 次に、プレゼンテーション上のフィルターを表示したい位置へ、フィルターウィジェットをドラッグします。
- ドロップした位置にフィルターパネルが表示されます(注意:フィルターパネルの概要については、2311372をクリックしてください)。
- 「+ フィルター」ボタンをクリックして、こちらのパネルにレポートフィルターを追加します。
- 「フィルター」を選択して個別のフィルターを追加するか(複数追加することも可能)、「フィルターグループ」を選択してフィルターグループを追加します(今回の例では、フィルターを選択します)。
- 利用可能なレポートフィルターを表示するポップアップが表示されます。任意のレポートから、追加するフィルターを選択することができます。
注意:フィルターを含むレポートがなければ、ポップアップに次の通知が表示されます。「レポートを追加」リンクをクリックすることで、左側にレポートタブが開きます。 - ひとつ以上のフィルターのチェックボックスにチェックを入れて、追加するフィルターを選択します。または、「すべて選択」トグルを有効にすることで、ポップアップ内のすべてのフィルターを選択します。「すべてクリア」を選択することで、これを解除できます。
- ポップアップの下部にある「フィルター追加」ボタンをクリックして、フィルターを追加します。
- 以下の例に示すように、プレゼンテーション上のフィルターパネルに、追加したフィルターが表示されます。
フィルターデフォルト値の追加
プレゼンテーションフィルターにデフォルト値を設定できます。詳細は、こちらを参照してください。
フィルター入力表示の変更
フィルター入力や値は、レポート内でこれらに適用された表示スタイルとともにプレゼンテーションに表示されます。しかし、特定のフィルターの入力表示タイプは、レポート内ではなく、プレゼントビルダーからこれを変更することができます。入力スタイルはフィルタータイプに応じて、チェックボックス、一覧、ポップアップ、ドロップダウン、ラジオボタンに変更できます。
これは、レポートフィルターが以下のすべての条件を満たす場合に可能です。
- フィルターが、その値を一覧形式で表示するように書式設定されている。フィルターの値入力方法が、レポート内で「値一覧選択」になっていることを確認してください。
- フィルターが定義済み、またはキャッシュされた値を含む日付フィルターではない。
変更方法は、以下の通りです。
- フィルターウィジェットを使用して、フィルターを追加します。
- 個別のフィルターのボタンをクリックしてメニューを表示し、「入力スタイル」オプションを選択します。
- オプションの一覧から、新しい入力スタイルを選択します。
- フィルターの入力スタイルが更新されます。
フィルターのプロパティ
フィルタープロパティパネルでは、次の設定をすることができます。
プロパティの名前 | 説明 |
名前 | フィルターの名前です。これは、編集することができます。この名前はコードモードに表示されるので、フィルターコードを簡単に編集できます。 |
横並び | こちらを有効にすることで、フィルターを横並びで表示します。デフォルトでは、フィルターは縦方向に表示されます。 |
リセットを非表示 | フィルターリセットオプションを非表示にします。 |
表示名を非表示 | フィルター表示名を非表示にします。 |
表示名 | フィルターパネルに表示されるフィルター名です。これは、編集することができます。 |
コントロールパネルを非表示 | エンドユーザーに、フィルターパネル上のコントロールボタンを非表示にします。これには、ブックマーク、リセット、適用ボタンが含まれます。プレゼントユーザーは、これらのフィルター機能を利用できなくなります。 |
フィルターの自動実行 | 有効にすることで、フィルター値の選択、または変更時に、「適用」ボタンを使用することなく、レポートを自動実行します。 注意:システム管理者は、値が選択されてからレポートが実行されるまでの時間を指定することができます。 これは、「コンテンツ設定」>「レポート設定」>「レポートビルダーの設定」>「フィルター自動実行までの秒数」から設定できます。 |
適用ボタンの位置 | 「適用」ボタンを含めて、フィルター制御パネルの配置場所を指定できます。ボタンおよび制御パネルは、フィルターパネルの上、下、または両方に表示できます。 |
アクション | |
クリックイベント | 選択したウィジェットがクリックされたときに、トリガーになるイベントを選択します。イベントの選択肢は、次の通りです。
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レポートID | 「レポートへ移動」クリックイベントを使用してレポートへ移動する場合は、移動先レポートのUUIDを提供します。 |
サブタブ# | 「サブタブへ移動」クリックイベントを使用してサブタブへ移動する場合は、サブタブの順序を入力します。 |
URL | 「URLへ移動」クリックイベントを使用して外部ページへ移動する場合は、ページの完全URLを提供します。 |
ターゲット | 「URLへ移動」クリックイベントを使用して外部ページへ移動する場合は、ページターゲットを指定します。選択肢は、次の通りです。
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