概要
Yellowfinでは、ロウやカラムのデータの合計や平均値などをレポートに追加することが可能です。サマリーはどのタイプの表出力でも追加でき、クロス集計はロウ(行)とカラム(列)のどちらでも追加することができます。以下の3種類のサマリーが作成できます。
- 基本的な四則演算のサマリー:合計、平均、個数
- 集計サマリー:カラム(列)が割り当て量などの集計カラムであれば、集計サマリーで正確なサマリーを求めることができる
- 小計:カラム(列)が制限付きの合計であれば、サマリーが適用されているすべてのカラム(列)に小計を適用することができる
カラム(列)レポートに対するサマリーの追加
レポートに対するサマリーの追加は、カラムの書式ドロップダウンメニューか、または選択したカラム(列)のメインメニューにある書式メニューのサマリーセクションのいずれかで行えます。
書式メニューから設定したいサマリーのタイプを選択します。レポートにサマリーが追加されます。
注意:合計(収益金額)/合計(請求金額)などの、収益フィールドがある収益カラムの場合、集計サマリーを追加することができます。このような場合、たとえば合計(合計(収益金額)/合計(請求金額))の計算サマリーを作成して、正確な演算結果を求めます。
メインメニューの書式メニュー
メインメニューにあるカラム(列)の書式ドロップダウンメニューを使用する場合、以下のオプションが表示されます:
オプション |
説明 |
---|---|
サマリー |
設定したい集約のタイプを合計、平均合計、個数合計から選択します。 |
ラベルサマリー |
合計セルにラベルを含める場合は「Yes」を選択します。これでサマリーの前にラベルが挿入され、選択したサマリータイプが示されます。 |
小計 |
カラム(列)に小計を適用する場合は「Yes」を選択します。ただし、これはカラム内のユニークな値の各小計に対してだけ適用されるので、注意してください。このオプションは、小計の内訳を表示するフィールドに対してだけ追加する必要があります。 |
スタイル |
スタイルセクションでは、合計セルに書式設定を適用することができます。 |
クロス集計表に対するサマリーの追加
クロス集計表に対するサマリーの追加は、表のカラムドロップダウンメニューか、メインメニューのサマリーオプションのいずれかで追加することができます。このオプションはメインメニューに配置されており、カラムレポートのようにカラム(列)のそれぞれに配置されているわけではありません。
メインメニューからカラム(列)の合計かロウ(行)の合計のいずれかを適用する選択を行うことができます。カラム合計、ロウ合計の両方を利用することができます。カラム合計は表の一番下に、ロウ合計は右端に表示されます。
クロス集計の小計
クロス集計レポートで、ロウに複数のディメンション(次元)データを設定していれば、レポートに小計を追加することができます。
- クロス集計表の小計を作成するには、書式メニューのカラム(列)タブを選択し書式を適用するカラムを選択します。
- サマリーのドロップダウンメニューを選択して、「小計」を選択します。
セクション合計と総合計
セクション合計は、すべての数値データに適用可能です。セクションがレポートに加えられると、それらセクションごとの合計を表示することができるようになります。
- このオプションを有効にするには、書式メニューのセクションタブを選択します。
- 合計を適用するセクションを選択してサマリーをクリックすると、ドロップダウンメニューに以下のオプションが表示されます:
オプション |
説明 |
---|---|
セクションサマリー |
セクションサマリーは、レポートに表形式の内容を追加する、ユニークな方法です。このオプションによって、レポートにページごとの区切りがあっても、セクションの詳細へのハイパーリンクがあるレポートの最上部に、全セクションから構成された1行のサマリーが作成されます。 |
セクション合計 |
セクション合計を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。 |
総合計 |
総合計はレポートの末尾に表示されます。これはすべてのセクション合計の総計です。 |