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Table of Contents | ||
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概要
DashXMLは、Javaベースのウェブアプリケーションであり、Webサービスを介して、Yellowfinと接続します。DashXMLは、Yellowfinと同一のサーバー上にデプロイすることもできますし、別々のサーバー上にデプロイしても構いません。
DashXMLのフレームワークは、プログラミングをすることなく、Yellowfinのコンテンツとカスタマイズされたアイテムを組合せて、ダッシュボードを作成することができます。ダッシュボードは、単一のXMLファイルで構成され、各タブ上の各要素をウィジェットとして表示します。すべてのレイアウトとスタイリングはカスタマイズされたCSSを使用して、実行することができます。
技術的前提条件
DashXMLは、高度な技術を持つユーザーによって実装されることを前提に設計されています。高度な技術を持つユーザーとは、開発者か技術的背景に強みを持つユーザーを想定しています。
DashXMLソリューションを実装するためには、最低でも以下の技術が要求されます。
実装 | 技術 | 説明 |
基礎 |
| Yellowfinのインスタンスからカスタマイズされたイメージやスタイルが適用されたレポート(表、グラフ、マルチグラフ、マップ)を呼び出すために使用します。これには、カスタムJavaScriptを使用する高度なカスタムHTMLウィジェットは含まれず、標準的なHTMLのみを使用します。 |
基礎+カスタムウィジェット |
| Yellowfinのインスタンスからカスタマイズされたイメージやスタイルが適用されたレポート(表、グラフ、マルチグラフ、マップ)を呼び出すために使用します。これには、カスタムJavaScriptとHTMLを使用する、高度なカスタムHTMLウィジェットの使用も含みます。カスタムHTMLウィジェットは、Yellowfinのレポート結果を、他の視覚化ライブラリへ渡すために使用します。 |
基礎+サードパーティセキュリティ |
| Yellowfinのインスタンスからカスタマイズされたイメージやスタイルが適用されたレポート(表、グラフ、マルチグラフ、マップ)を呼び出すために使用します。Java サーブレットのフィルターを使用することで外部のユーザー認証情報に基づいて、ソースフィルターを適用することもできますし、(web.xmlで)指定されたYellowfinユーザーによってレポートコンテンツを実行することもできます。 |
セキュリティ
DashXMLには、そのまま使用できるユーザーセキュリティがありません。Javaサーブレットのフィルターを使用して、サードパーティのユーザーセキュリティを実装することができます。これは、ユーザーや、与えられたダッシュボードのアクセスをテストしたり、ユーザーに適切なソースフィルターを適用したりすることができます。そして、web.xmlファイル内で定義された指名ユーザーとしてレポートを実行することができます。
特定のセッションで行レベルのセキュリティを有効にするためにソースフィルターを渡すことができます。ソースフィルターは、Yellowfinのインターフェイス上で定義する必要があり、その後、DashXML内で参照します。
制限
DashXMLは、Yellowfinインターフェイスで使用できるすべての機能を再現できるわけではありません。DashXML内で再現することのできない機能は、以下の通りです。
- ドリルダウン(表上)とリンクされたドリルダウン
- ドリルエニウェア(表上とグラフ上の両方)
- ドリルスルー(表上とグラフ上の両方)
- ブラッシングとリンクされたブラッシング
- シリーズ選択とリンクされたシリーズ選択
- 対話操作とマルチグラフキャンバス上でのツールチップ
- アニメーションが適用されたグラフの読み込み
- タイムシリーズの日付スライダーと単位選択
- カラムの書式適用(国旗書式など)
- マップ上でのレイヤー選択
- コラボレーション
- クライアント組織
- Yellowfinダッシュボード
- Yellowfinストーリーボード
インストール
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web.xml ファイルを編集します。
\Yellowfin\appserver\webapps\ROOT\WEB-INF\ に配置されているweb.xmlファイルを編集します。Webサービスを使用可能にするために、以下の項目のコメントアウトを解除する必要があります。
変更前:
| 変更後:
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DashXMLファイルを解凍します。
DashXMLは、以下の二つの方法でインストールすることができます。
a. Yellowfinのディレクトリ上にインストールすることで、同一のTomcatインスタンス上で起動します。
b. 必要であれば、Yellowfinとは別のサーバ上にある、まったく別のTomcatインスタンスにインストールすることもできます。
Yellowfinと同一のTomcat | Yellowfinとは別のTomcat |
DashXMLフォルダ(ダウンロードしたzipファイルより)をコピーし、\Yellowfin\appserver\webapps\ディレクトリへ貼り付けます。これにより、webapps内に、ROOTとDashXML両方のディレクトリが存在することになります。 | DashXMLフォルダ(ダウンロードしたzipファイルより)をコピーし、\Tomcat\webapps\ ディレクトリへ貼り付けます。これにより、webapps内にDashXMLのディレクトリが存在することになります。 |
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DashXMLのweb.xmlファイルを編集します。
\webapps\DashXML\WEB-INF\ に配置されているweb.xmlファイルを編集します。DashXMLをYellowfinインスタンスと接続するためには、このファイル内で以下の三箇所を変更する必要があります。
a. 現在使用しているYellowfinのURLを設定します。
Code Block |
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<init-param>
<param-name>PathToServer</param-name>
<param-value>http://server-name:7171</param-value> <!-- update to Yellowfin server -->
</init-param> |
b. 現在使用しているYellowfinのユーザー名を設定します。
Code Block |
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<init-param>
<param-name>Username</param-name>
<param-value>admin@yellowfin.com.au</param-value> <!-- update to Yellowfin username -->
</init-param> |
c. 現在使用しているYellowfinユーザーのパスワードを設定します。
Code Block |
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<init-param>
<param-name>Password</param-name>
<param-value>test</param-value> <!-- update to Yellowfin password -->
</init-param> |
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