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IDE統合 / Classパス
実装概要
実装は、Yellowfinのサードパーティ製Javaインターフェイスを拡張することで実行されます。
各実装は、単一のAbstractDataSource クラスで構成されています。これには、接続方法の詳細と、要求される接続情報のためのユーザープロンプトが含まれます。データソースには、スケジュールに基づきタスクを実行できるバックグラウンドジョブへの参照も含めることができます。このスケジュールは、ScheduleDefinition クラスの実装で定義されます。
各データソースには、多数のデータセットを使用することができます。各データセットは、AbstractDataSet クラスの実装です。これらは、ビューとみなすこともできます。レポートは単一のデータセットに対してのみ書き込むことができます。データセットには、複数のカラム(列)とフィルターが定義され、Yellowfinへ結果セットを返します。
メタデータクラスも必要です。これにより、接続ウィザードが定義され、サードパーティ製ソースへの接続に必要なパラメーターのためのエンドユーザープロンプトが表示されます。これは、JDBCMetaData クラスの実装です。
ガイドコンテンツ
こちらは、一般的なカスタムコネクターの作成プロセスです。
- コネクターの前提条件:環境がすべての要件を満たしていることを、コネクターの前提条件から確認します。
- コネクターメタデータの定義:サードパーティ製ソースへの接続を作成するために必要な接続の詳細を確認します。
- データソースの定義:データソースを定義するために必要な機能を確認します。
- データセットの定義:データセットを定義するために使用する機能を確認します。
- コネクターのパッケージ化:最後に、Yellowfinへ読み込むためにコネクターをパッケージ化します。
合わせてこちらも参照してください:コネクター付録必要となるYellowfin classの定義は、標準的なYellowfinのインストールにおいて、次のライブラリから利用することができます。これは、インストールディレクトリの「/appserver/webapps/ROOT/WEB-INF/lib/ 」に配置されています。
- i4-core.jar
- i4-mi.jar
これらは、Yellowfinのコネクタープラグインをコンパイルするために必要な依存関係です。IDEでこれらのライブラリを参照すると、編集中にコードの補完と関数の参照をすることができます。
Javaバージョン
Yellowfinは、Java7と下位互換性があります。一般的な利用のために作成されたコネクターは、コネクターの依存関係が新しいJava実装を強制しない限り、Java7でコンパイルしなくてはいけません。プラグインローダーは、読み込まれた.jarファイルが、Yellowfinで使用されているものよりも新しいバージョンでコンパイルされている場合、Javaのバージョンが十分ではないことを示すエラーを表示します。
コネクター機能制限
サードパーティ製コネクターの使用時には、リレーショナルSQLデータベースで利用できる機能と比較していくつかの制限があります。
- サードパーティ製コネクターの制限は、以下の通りです。
- ドリルダウン機能は使用できません。
- 複数のデータセットを結合することができません。
- グループ値機能を使用することができません。
- 複雑なコネクターのフィルターロジックを使用することができません。複数のコネクターレベルフイルターは、論理的ANDとともに適用されます。カッコや論理的Orは、レポートのフィルター変更ロジックに使用することができません。アプリケーションレベルのフィルターには、このような制限はありません。
これら機能の多くは、Yellowfinのレポートfromレポート機能で有効化されており、サードパーティ製コネクターレポート結果を元にビュー作成をすることができます。このビューに対して作成されたレポートは、リレーショナルソースで利用可能なすべてのレポートレベル機能へアクセスすることができます。
前述:カスタムコネクター概要