概要
Yellowfinでは、ひとつのインスタンス(例、QA環境)から、関連するすべてのアイテムを含むコンテンツ定義をエクスポートし、別のインスタンス(例、本番環境)にインポートすることができます。Yellowfinのエクスポート、インポートモジュールは、ひとつのインスタンス(例、QA環境)から、別のインスタンス(例、本番環境)へ、複数の環境に渡ってコンテンツを移行することができます。これは、コンテンツを外部ファイル(yfx形式ファイル)にエクスポートし、目的のシステムにインポートすることで実行することができます。このモジュールは、ユニバーサルユニーク識別子(または、UUID)を通して、各ファイルをトラッキングして比較することができるため、既存の環境内でレポートやデータの重複コピーが発生することを制限することができます。そのため、同一のファイルが異なる名前で存在しても、Yellowfinはこれを検出し、それらのコピー作成を警告することで、システム内のデータの重複保存を防ぎます。
注意: 定義をエクスポートする際には制限事項があり、個別のユーザーや、グループ、ロールのみに関連するセキュリティ設定をエクスポートすることはできません。これらの項目は、新しいインスタンスにインポートをした際に、再設定しなくてはいけません。ソースフィルター情報は、スケジュール化されたSQLクエリ―である場合にのみエクスポートすることができます。手入力したレコードやデータファイルレコードは、エクスポートされません。これは、インスタンス間でユーザーは異なるが、グループや他の構造は同様であるとみなされているためです。
こちらで重要な項目は、コンテンツの従属関係です。詳細は、以下で説明します。
コンテンツの従属関係
コンテンツをエクスポートする場合、エクスポートしたいアイテムのみを選択するのではなく、メインコンテンツが機能するために従属している他のアイテムもすべてエクスポートすることが重要です。依存関係とは、メイン、またはプライマリーコンテンツが、Yellowfin環境で適切に機能するために依存するコンテンツです。例えば、レポートはビューに依存し、ビューはデータソースに依存します。そのため、レポートがYellowfinインスタンスで適切に機能するためには、インスタンス内のビューとデータソースに依存します。
例えば、レポートをエクスポートする場合、以下のいずれかが必要です。
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Yellowfinのコンテンツの依存関係構造は、以下の通りです。
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依存関係を移行する場合、データに依存するすべてのコンテンツをマッピングする必要はありません。Yellowfinは、目的の環境に適切なアイテムがすべて存在するかどうかを検出します。欠損しているアイテムがあれば、警告が表示され、対応するアイテムの割り当てを求められます。
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Image Addedエクスポートとインポート機能を使用して、Yellowfinを異なるプラットフォームに移行するためには、ハードコード化されたSQLに留意しなくてはいけません。例えば、以下のような場合です。
エクスポートとインポート
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エクスポート、またはインポートプロセスの実行方法については、下記のいずれかの手順を参照してください。
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コンテンツのエクスポート、またはインポートは、適切な権限を付与されたYellowfinユーザー、または管理者のみ実行することができます。 |
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Yellowfinは、これら例外的なSQLをテストすることができないので、本番環境に移行する前にテスト環境でプラットフォーム間のエクスポートとインポートプロセスをテストしてください。
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1. Yellowfinから定義をエクスポートするためには、メインのナビゲーションメニューで「管理」>「エクスポート」に移動します。
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| 2.エクスポートするアイテムを選択します。 - ドロップダウンメニューから、アイテムタイプ(ソースシステム、カテゴリー、ビュー、など)を選択します。選択したタイプに応じたアイテム一覧が表示されます。
- エクスポートしたいアイテムを選択し、「追加」ボタンをクリックして、エクスポートするアイテム一覧に追加します。「次へ」ボタンをクリックし、続行します。
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| 3.従属関係のあるアイテム(例、ダッシュボードタブ)を選択した場合、従属関係にあるすべてのアイテムの一覧が表示されます。 エクスポートプロセスに含めたいアイテムを選択し、「追加」ボタンをクリックしてエクスポート一覧に追加します。 |
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| 4.準備が整ったら、「エクスポート」ボタンをクリックします。 |
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| 5. アイテムがエクスポートされ、ローカルドライブへの保存を促されます。後ほど使用するために、ファイルをローカルファイルサーバに保存します。 |
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| 1. Yellowfinに定義をインポートするためには、メインのナビゲーションメニューで「管理」>「インポート」に移動します。 |
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| 2. 「ファイルを選択」をクリックして、インポートするXMLファイルを選択します。「次へ」ボタンをクリックして、続行します。 |
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| 3.インポートするファイルの各エレメントが、画面の右側に表示され、画面の中央にはインポートオプションが表示されます。 インポートファイルのすべてのアイテムで、インポート、もしくはスキップを選択することができます。レポートのデータソースのように、従属関係にあるアイテムをスキップした場合、これらの代わりとなる適切なアイテムの選択を促されます。 各アイテムでインポートオプションを選択し、サマリーが表示されるまですべてのアイテムで「次へ」ボタンをクリックします。 |
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4.すべてのアイテムでプロセスが適切に完了すると、サマリーページが表示されるので、「インポート」ボタンをクリックして、プロセスを終了します。 エラーが検出された場合は、問題箇所に関するエラーメッセージが表示されます。インポートを続行するか、問題を修正してからプロセスを再開するか選択することができます。 |
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