はじめに
Yellowfinには、レポートデータを上に重ねることができるイメージとして、GISデータ(ポイントとポリゴン)を描画する機能があります。GISレポートを有効にするには、レポートするためにクエリーするデータベース内に使用可能なGISデータが存在している必要があります。
GISがサポートされていないデータベースからのGIS
すべてのデータベースがネイティブでGISをサポートしているわけではありません。ただし、Yellowfinでは、VARCHARフィールドをポリゴンに変換できます。したがって、データベースにGISフィールドタイプがない場合でも、そのデータベース内のGISポリゴンをVARCHARとして保存することができます。
このセクションでは、VARCHARとして保存されたポリゴンでフィールドを書式設定する方法を示します。
Section |
---|
Column |
---|
| 1. 「Geo Polygon」をダブルクリックして、フィールドを書式設定し、ジオメトリを設定します。これはCLOBフィールドタイプとして表示されます。 2. 変換するため「データ変換」タブに移動します。 |
Column |
---|
| Image Removed |
|
Section |
---|
Column |
---|
| 3. 一覧から「WKTジオメトリコンバーター」を選択します。 |
Column |
---|
| Image Removed |
|
Section |
---|
Column |
---|
| 4. 書式を「経度/緯度」、キャッシュフィールドを「国」(これはポリゴンの一意の識別子である必要があります)に設定します。 5. 「追加」をクリックしてコンバーターをフィールドに追加します。 Image Removed |
Column |
---|
| Image Removed |
|
Section |
---|
Column |
---|
| 6. コンバーターの一覧に「WKTジオメトリコンバーター」が表示されます。 |
Column |
---|
| Image Removed |
|
Section |
---|
Column |
---|
| 7. 「定義」タブに戻ると、データタイプの下に変換対象のデータタイプとして「GISジオメトリ」が表示されています。 8. フィールドを保存します。これで、レポートの作成を開始できます。 Image Removed |
Column |
---|
| Image Removed |
|
サポートされているデータベースからのGIS
データソースが、MySQL、Oracle、PostgreSQLまたはMS SQL Server 2008などのGISカラム(列)をサポートしている場合は、レポート用に直接これらのカラム(列)に接続できます。
このタイプのフィールドはチュートリアルデータベースでは使用できませんが、以下は、ビューでフィールドタイプを設定するためのクイックガイドになります。
Section |
---|
Column |
---|
| 1. フィールドをビューに付加した後、フィールドをダブルクリックしてGIS書式を設定します。 右に示すとおり、フィールドは「GISマルチポリゴン」です。 |
Column |
---|
| Image Removed |
|
Section |
---|
Column |
---|
| 2. 「書式」タブに移動し、データ内のポイントの順序に従って書式を「緯度/経度」または「経度/緯度」のいずれか設定にします。 3. 「保存」をクリックしてフィールド設定を保存した後、ビューを保存します。これで、いつでもレポートにこれらのフィールドを使用することができます。 Image Removed |
Column |
---|
| Image Removed |
|
GISマップチュートリアル
Section |
---|
Column |
---|
| 1. 「作成」リンクをクリックして、「レポート」を選択しレポートの作成を開始します。 |
Column |
---|
| Image Removed |
|
Section |
---|
Column |
---|
| 2. 「新規レポート作成」ページが表示されます。レポートの作成方法として、「ドラッグ&ドロップビルダー」を選択します。 |
Column |
---|
| Image Removed |
|
Section |
---|
Column |
---|
| 3. ビューとして「Ski Team」を選択します。 4. 「Image Removed」ボタンをクリックして次に進みます。 |
Column |
---|
| Image Removed |
|
Section |
---|
Column |
---|
| 5. 「Athlete Country」フィールドと「Athlete Geo Polygon」フィールドをドラッグします。 6. メトリックをドラッグします。この例では、「Invoice Estimate」が最小、最大、平均として3つ使用されています。 7. レポートの表示を「グラフのみ」として設定します。 8. 「Image Removed次へ」をクリックして続行します。 |
Column |
---|
| Image Removed |
|
Section |
---|
Column |
---|
| 9. 表示ページで、グラフアイコンをクリックしてグラフを編集しGISグラフを設定します。 |
Column |
---|
| Image Removed |
|
Section |
---|
Column |
---|
| 10. 「グラフ」メニューから「マップ」を選択します。次に、「GISマップ」タイプを選択します。「保存」をクリックして選択を保存します。 Image Removed |
Column |
---|
| Image Removed |
|
Section |
---|
Column |
---|
| 11. 「グラフデータ」セクションがGISマップに関連するフィールドで更新されたことがわかります。 12. 次を選択してください: GISフィールド:Athlete Geo Polygon メトリック:Max Invoice Estimate ラベル:Athlete Country 13. 「更新」をクリックして、マップを生成します。 Image Removed |
Column |
---|
| Image Removed |
|
Section |
---|
Column |
---|
| 14. グラフの書式オプションで、「シリーズ選択の表示」を選択します。 |
Column |
---|
| Image Removed |
|
Section |
---|
Column |
---|
| 15. これで図に示すようなマップが作成されました。ラスターマップによく似ていますが、凡例が強調表示されたエリアに近づくようにサイズを調整する必要があります。 |
Column |
---|
| Image Removed |
|
Section |
---|
Column |
---|
| 16. レイヤーをマップに追加し、データを含まないすべての国のポリゴンを埋めます。 17. 「Image Removed レイヤーの追加」リンクをクリックします。 18. Yellowfinに付属している「GIS World Background」レポートを選択します。 |
Column |
---|
| Image Removed |
|
Section |
---|
Column |
---|
| 19. 新しいレイヤーの色を薄い灰色にして「更新」をクリックします。 Image Removed 20. これで図に示すようなマップが作成されました。 21. マップを保存して閉じます。 |
Column |
---|
| Image Removed |
|
...
概要
Yellowfinは、GISデータ(ポイントとポリゴン)をイメージに描写し、レポートデータに重ね合わせる機能があります。GISレポートを有効にするには、レポート作成に使用するデータベースでGISデータを利用可能にする必要があります。
グラフデータオプション
オプション | 説明 |
ジオフィールド | GISデータを含むフィールドです。 |
色 | マップに表示されるメトリック(数値)フィールドです。 |
ツールチップ | ツールチップに表示される値です。 |
GISをサポートしていないデータベースからのGIS
すべてのデータベースが、始めからGISをサポートしているわけではありません。しかし、Yellowfinでは、VARCHARフィールドをポリゴンに変換できます。そのため、データベースにGISフィールドがなくても、GISポリゴンをVARCHARとして、データベースに保存することができます。
こちらの項目では、VARCHARとして保存されたポリゴンでフィールド書式を設定する方法を示します。これは、ビューレベルで実行します。
- データセットのビューを編集し、「準備」ステップへ移動します。
- VARCHARフィールドのメニューをクリックし、「変換」を選択します。
Image Added
- 変換ポップアップが表示されたら、変換のタイプとして「WKTジオメトリー」を選択します。
Image Added
- 選択により、次の画面が表示されるので、テキスト書式に「緯度経度」を選択します。
- 次に、「キャッシュフィールド」を選択します。これは、ポリゴンの一意の識別子でなくてはいけません。
Image Added
- 「保存」を選択します。
- 次のページで、変換を示すメッセージが表示されます。
Image Added
- マウスオーバーをして、削除アイコンをクリックすることで、適用した変換を削除できます。
Image Added
- 「閉じる」をクリックして、変換を終了します。
- ビューを公開して、設定した変更を反映します。これで、GISレポートの作成を開始できます。
...
GISマップチュートリアル
データセットを使用して、GISマップを作成するには、以下の手順に従います。
- 「作成」ボタンをクリックして、「レポート」を選択し、レポート作成を開始します。
Image Added
- グラフ作成に使用する、GISデータを含むビューを選択します。今回の例では、スキーチームデータを使用します。
Image Added
- レポートビルダー画面で、GISやメトリック(数値)フィールドを含む必要なデータを、レポートに追加します。今回の例では、Geo Polygon(顧客)、請求金額フィールドを使用します。
ジオポイントや、ジオポリゴンデータを元の形式で表示するには、以下の手順に従います。
- 「グラフ」画面へ移動し、「グラフの選択」を展開します。マップ項目から、「GISマップ」を選択します。
Image Added
- GISマップの作成に必要なフィールドをドラッグします。例えば、今回の例では、Geo Polygon(顧客)フィールドをジオフィールド項目にドラッグします。すべての項目の説明については、上記グラフデータオプションを参照してください。
- GISマップが表示されます。色項目の値に基づき、ポリゴンに色が表示されます。
Image Added
- 上図の例は、位置情報を明示する、GISマップのデフォルトの背景イメージ(世界地図)を表示しています。
- マップ設定から、このイメージを非表示にすることができます。以下2つの方法で、これを実行できます。
- 「グラフ設定」をクリックし、「スタイル」項目を展開して、「GISベースレイヤー」トグルを無効にします。
- 「管理」>「コンテンツ設定」>「グラフ設定」へ移動し、「マップの設定」項目を展開して、「GISベースレイヤー」トグルを無効にします。
- 「グラフ設定」から、GISマップに書式を設定することができます。より詳細な情報は、グラフの書式を参照してください。
- または、マップにレイヤーを追加できます。以下で、その手順について示します。
- 設定が完了したら、マップを保存します。
マップレイヤーの追加
プライマリーマップの作成を完了したら、その上に別のレイヤーを追加できます。各レイヤーには異なる詳細を含めることができ、それを利用してマップを作成できます。
GISマップにレイヤーを追加するには、以下の手順に従います。
- 画面右下にある「+」ボタンをクリックします(GISマップの場合、新しいグラフを作成するだけでなく、追加のオプションを使用できます)。
Image Added
- 次のポップアップが表示されたら、以下のいずれかの方法を使用して、マップにレイヤーを追加します。
- 新規マップレイヤー - 既存のレポートデータ:このレポートの既存のデータを使用して、マップに別のレイヤーを追加します。
- 新規マップレイヤー - ジオパックデータ:ジオパックのデータを使用して、マップに別のレイヤーを追加します。
Image Added
- 既存のレポートデータを選択した場合、既存のフィールドデータを使用して、グラフビルダーに新しいレイヤーが作成されます。これらのフィールドをグラフコンポーネントにドラッグし、他のグラフと同様に、グラフのレイヤーを作成することができます。
- または、ジオパックを選択した場合、選択したジオパックのデータをグラフビルダーに表示します。提供されるデータを使用して、マップレイヤーを作成できます。
Image Added
- マップレイヤーの作成を完了したら、グラフビルダーの下部にアイコンが表示され、プライマリーマップを区別されます。
注意:グラフ書式のGIS設定について、より詳細な情報は、こちらを参照してください。
Image Added