Versions Compared

Key

  • This line was added.
  • This line was removed.
  • Formatting was changed.
Wiki Markup
{anchor:top}
{toc: class=contents}

h2. はじめに
{styleclass: Class=topLink}[ページトップ|#top]{styleclass}
Yellowfinを使用して利用可能なヒートマップには2つのスタイルがあります。GISデータから作成されたものと、イメージを介して作成されたもの(ラスタマップ)です。イメージには、データのすべての地域が含まれます。これらのイメージは、イメージ内の一意の色をレポート内のデータ値に基づく新しい色で置き換えることで動作します。
ラスタマップの作成を開始するには、次のものが必要です。

* それぞれ一意の色で定義されたゾーンを持つ{*}イメージ*(JPGまたはPNG)
* 各マップゾーンを参照データに対応付けることができる{*}参照コード{*}データ(チュートリアルでは、参照コードとして国を使用します。各ゾーンを国コードにマッピングしてから、データ用に使用できるようになります。)

{color:#c00000}{*}注意:*{color}この「*はじめに*」セクションに含まれる例では、Ski Teamデータまたは提供されているイメージは使用しません。「*管理オプションを介したマップの設定*」セクションから例に従ってください。


h3. 適切なイメージの選択

ラスタマップを設定する場合、適切なイメージの選択とは、データセット内のデータを示すイメージを見つけることだけを意味しているわけではありません。初期検索で、イメージが満たしているべきいくつかの条件があります。

# \*イメージにデータを割り当てるすべてのエリアが含まれている必要があります。*たとえば、オーストラリアの州別に収益をマップ化するには、オーストラリア全体のマップが必要です。この場合、世界マップも、オーストラリアの半分のマップも適していません。
# *イメージには、最終マップに表示する要素のみが含まれている必要があります。*.つまり、オーストラリアのマップを見つけた場合、そのイメージには、背景として周囲の海域や大陸が含まれている必要はありません(それらのエリアを最終マップに表示する場合を除きます)。
{color:#c00000}{*}注意:*{color}元のイメージで見られるとおりに、データが割り当てられていないエリアはすべて表示されます。
# \*鮮明さを失うことなく最終マップをサイズ調整できるように、イメージは十分に高画質であることが必要です。*つまり、サイズ調整時に端と背景が不鮮明にならないように、イメージを最終マップの表示サイズまたはそれより大きいサイズにする必要があります。


h4. 例
{section}
{column:width=30%}
人の手の骨のグループをマップにする場合、検索するとこのようなイメージが見つかるでしょう。
{column}
{column:width=70%}
!OriginalImage.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}
{section}
{column:width=30%}
初めはこれが正に求めていたもの(タイプ別にグループ化された人の手のすべての骨)に見えますが、これには問題があります。

*1.* データによって強調表示されるイメージのエリアは、エリアごとに一意の色にする必要があります。このイメージでは、各骨に陰影が付いており、実際には複数の一意の色で構成されていることがわかります。

*2.* イメージのラベル(Distal Phalanges、Intermediate Phalangesなど)は、イメージの本来の用途では役立つことがありますが、マップでは不要になります。

*3.* 第3に、イメージの端が、マップの目的では不要な太い黒の境界線で囲まれています。
{column}
{column:width=70%}
!Shading.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
このイメージをYellowfinで使用する準備をするために、すべての陰影と不要な要素を削除する必要があります。正しく実行した場合、クリーンになったイメージはこのようになります。
{column}
{column:width=70%}
!CleanImage.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

クリーンなイメージが用意できたら、いつでもデータエリアへの色の割り当てを開始できます。


{color:#c00000}{*}注意:*{color}クリーニングプロセスでは、イメージ編集ソフトウェアを使用する必要があります。


h3. イメージへの色の割り当て

{section}
{column:width=30%}
作業するクリーンなイメージが用意できたら、マップの各エリアに色を割り当てる必要があります。この場合、骨のグループごとに強調表示します。

これを実行するには、各グループに一意の色を割り当て、1つのグループのすべての骨を対応する色で塗りつぶします。例を参照してください。
{column}
{column:width=70%}
!ColouredImage.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
色の割り当て時には、各色と骨グループの関係を記録する必要があります。この情報を含む簡単なテキストファイルまたはスプレッドシートを設定します。例:
{column}
{column:width=70%}
|| 色(Hexコード) || コード || 骨グループ ||
| \#FF7777 | DP | Distal Phalanges(末節骨) |
| \#FFB377 | IP | Intermediate Phalanges(中節骨) |
| \#E0FF77 | PP | Proximal Phalanges(基節骨) |
| \#6BD089 | M | Metacarpals(中手骨) |
| \#4B97ED | C | Carpals(手根骨) |
{column}
{section}

{color:#c00000}{*}注意:*{color}イメージの色付けでは、イメージ編集ソフトウェアを使用する必要があります。


h3. 対応する参照コードの作成

Yellowfinでマップを作成する前の最後の準備ステップは、参照コードの設定です。この例では、骨グループデータに基づいて参照コードを作成する必要があります。 


次のいずれかを実行する必要があります。


* マップの基にするビューを編集し、「書式」タブを開いて適切なフィールドを編集します。または
* イメージの追加プロセスで新しい参照コードを作成し、レポートビルダーでコードを対応するフィールドに適用するようにします。

この例では、ビュービルダーで参照コードを設定します。

{section}
{column:width=30%}
ビューで参照コードを作成するには、ビュービルダーのステップ2で「書式」タブを開いて適切なフィールドを編集する必要があります。
{column}
{column:width=70%}
!FormatColumn.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
「*書式*」ドロップダウンから「*参照コード*」を選択します。これにより、それをレポートに追加したときに、フィールドに参照コードが適用されます。
{column}
{column:width=70%}
!OrgRefCode.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
ここで、現在使用可能な参照コードの一覧から選択するか、新しい参照コードを作成する必要があります。この場合、「*データベースから事前投入する*」によって新しい参照コードを作成します。つまり、ソースデータベース内のこのフィールドから、異なる値の一覧が作成されます。
{column}
{column:width=70%}
!CreateRefCode.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
これを設定した後、マップ上の各エリアにコードがあることを確認する必要があります(現在ソースデータベース内に各エリアのデータがない場合でも)。これにより、マップを正しく設定できるようになり、エリアのデータが存在すればYellowfinによってすぐに認識されるようになります。

「*保存*」をクリックして設定を完了し、フィールドの変更内容を{*}保存{*}します。最後に、ビューが有効化されていることを確認すれば、いつでもYellowfinでマップイメージを設定できます。
!save.png!
{column}
{column:width=70%}
!CodeSetup.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
{color:#c00000}{*}注意:*{color}イメージの追加プロセスでコードを作成する場合は、既存の一覧からコードを選択するのではなく、単に「{color:#357cb6}新規{color}」をクリックします。下記を参照してください。
{column}
{column:width=70%}
!33.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}














bq. 詳細については、[参照コード]を参照してください。
h2. 管理オプションを介したマップの設定
{styleclass: Class=topLink}[ページトップ|#top]{styleclass}
チュートリアルのこのセクションでは、提供されているイメージとテキストファイルが必要です。[イメージマップ^WorldHeatMap.png]と[イメージマップ^WorldHeatMapCodes.txt] をダウンロードしてください。

{section}
{column:width=30%}
*1.* ヒートマップを作成するために使用する空白のマップまたはイメージを選択します。どのイメージタイプ(世界、人体、間取り図など)でも構いません。この場合は、世界マップを使用しました。
{column}
{column:width=70%}
!WorldHeatMapGrey.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*2.* ゾーンごとに一意の色を設定する必要があります。右に示すように、このイメージではマップの各国に対して一意の緑が割り当てられています。これはYellowfinではなく、イメージエディターで実行されました(詳細は前のセクションを参照)。
{column}
{column:width=70%}
!WorldHeatMap.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*3.* 次に「管理」に移動し、「  !icon_image.gif! {color:#357cb6}イメージとマップ{color}」リンクをクリックします。
{column}
{column:width=70%}
!01.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*4.* イメージの一覧が表示されます。一覧の下部の「*追加*」をクリックします。


!add.png!
{column}
{column:width=70%}
!02.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*5.* イメージの名前と説明を指定します。

*6.* 「イメージタイプ」ドロップダウンから「*マップイメージ*」を選択します。Tこれにより、入力オプションが追加されるように形式が更新されます。
{column}
{column:width=70%}
!03.png!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*7.* ファイルのアップロードオプションを使用してマップイメージを参照します。[イメージマップ^WorldHeatMap.png]イメージファイルを選択します。

*8.* 「 !arrow_up.gif! {color:#357cb6}ファイルをアップロード{color}」をクリックします。
{column}
{column:width=70%}
!04.png!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*9.* ゾーン参照タイプを「*国*」に設定します。

ゾーン参照タイプは、データをレポートからマップゾーンにリンクする参照コードです。これはすでにYellowfin内で作成されています。独自の参照コードの作成方法については、前のセクションを参照してくだい。 
{column}
{column:width=70%}
!05.png!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*10.* 表示が「*コード*」に設定されます。つまり、参照コードごとに色(HEX形式)を割り当てるためのボックスが存在します。また、表示を「*色*」に設定できます。 
{column}
{column:width=70%}
!06.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*11.* 表示を「*色*」に設定すると、イメージ内のすべての色の一覧が表示されます(背景として設定されている色とともに、HEX形式で)。これにより、各色の横にあるドロップダウンから参照を選択できます。

どのオプションを選択しても問題ありませんが、ある方法が他の方法より使いやすい場合があります。
{column}
{column:width=70%}
!07.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*12.* Use the [イメージマップ^WorldHeatMapCodes.txt]ドキュメントを使用すると、各参照コードに正しい色を割り当てる際に役立ちます。

*13.* すべての参照コードをイメージ内の色に対応付けたら、「*保存*」をクリックします。


!save.png!

{color:#c00000}{*}注意:*{color}イメージ内のすべての色を対応付ける必要はありません。データに使用される色のみで構いません。
{column}
{column:width=70%}
!08.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}














bq. 詳細については、[イメージとマップ|Images & Mapsイメージとマップ]を参照してください。
h2. レポートへのヒートマップの追加
{styleclass: Class=topLink}[ページトップ|#top]{styleclass}
ラスタイメージが使用可能なイメージの一覧に追加されると、これらのイメージをレポートに追加できます。このセクションでは、標準のSki Teamチュートリアルのビューを使用してそれを実行する方法を説明します。


{section}
{column: width=30%}
*1.* 「*作成*」リンクをクリックして、「*レポート*」を選択しレポートの作成を開始します。
{column}
{column: width=70%}
!01z.png!
{column}
{section}

{section}
{column: width=30%}
*2.* 「レポートの初期化」ページが表示されます。作成ツールとして「*ドラッグ&ドロップで作成*」を選択します。
{column}
{column: width=70%}
!02z.png!
{column}
{section}

{section}
{column: width=30%}
*3.* ビューとして「*Ski Team*」を選択します。


*4.* 「  !step_right_on.png! 」ボタンをクリックして次に進みます。
{column}
{column: width=70%}
!2a.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*5.* 「レポートデータ」ページで、「Athlete Location」カテゴリーから「*Athlete Country*」フィールドを選択します。

*6.* 「Athlete Payment」から「*Invoiced (Pref Currency)*」カラム(列)を選択します。

*7.* 「データ表示」オプションとして「*グラフのみ*」を選択します。
*8.* 「  !step_right_on.png! 次へ」をクリックして続行します。
{column}
{column:width=70%}
!20.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*9.* 出力ページで、グラフアイコンをクリックしてグラフを編集しヒートマップを設定します。
{column}
{column:width=70%}
!12.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*10.* 「グラフ」メニューから「*マップ*」を選択します。


*11.* 次に、「*マップ*」タイプを選択します。「*保存*」をクリックして選択項目を使用します。 


!save.png!
{column}
{column:width=70%}
!21.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*12.* 「グラフデータ」セクションがヒートマップに関連するフィールドで更新されたことがわかります。

*13.* 「マップ」ドロップダウンで、作成した「*World Heat Map*」イメージを選択します。

*14.* ラベルを「*Athlete Country*」に設定します。これは、適用された参照コードを持つフィールドです。

*15.* 色を「*Invoiced (Pref Currency)*」に設定します。

*16.* 「*更新*」をクリックして、グラフを表示します。
!refresh.png!
{column}
{column:width=70%}
!22.png!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*17.* 図に示すようにヒートマップが表示されます。ヒートマップではデフォルトの色が使用されます。 
{column}
{column:width=70%}
!23.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*18.* ヒートマップの色を変更する場合は、「グラフデータ」パネルでシリーズを選択し、カラーピッカーをクリックします。 
{column}
{column:width=70%}
!24.png!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*19.* 「*更新*」をクリックして、更新したグラフを表示します。ヒートマップでは、新たに選択された色が使用されます。


!refresh.png!

{color:#cc0000}{*}注意:*{color}ゾーンがデータに正しく対応付けられていない場合、ゾーンは元の色で表示されます。
{column}
{column:width=70%}
!25.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*20.* マップの範囲として使用される色数を増やすことができます。「  !rpt_add.gif! 」アイコンをクリックして、色を追加します。
グラフは次のように表示されます。

{column}
{column:width=70%}
!26.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*21.* 複数の色を使用している場合は、グラデーション範囲でそれらを使用するか(上に示します)、それらをクラスに分けるか(右に示します)選択できます。

{column}
{column:width=70%}
!27.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*22.* グラフが歪んでいるように感じることがあります。これを防ぐために、「グラフの書式」メニューで有効にしておくべきオプションがあります。

*23.* 「*グラフの書式*」メニューを開き、「*アスペクトを維持*」オプションを有効にします。「*保存*」をクリックして変更を適用します。 
!save.png!
{column}
{column:width=70%}
!28.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*24.* これで、マップはさらに細部まで元のイメージのように見えるはずです。後は、凡例がマップの下部により近づくようにサイズを調整する必要があるだけです。

*25.* 下限エリアを鮮明に表示するために、「最小」の色を白以外の色に変更する必要もあります。
{column}
{column:width=70%}
!29.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}

{section}
{column:width=30%}
*26.* これで図に示すような鮮明なラスタマップが作成されました。

*27.* これでマップは完成です。保存して閉じます。
{column}
{column:width=70%}
!30.png|thumbnail,border=1!
{column}
{section}
\\
\\
{horizontalrule}
{styleclass: Class=topLink}[ページトップ|#top]{styleclass}